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ベッドタイム・ストーリー Bedtime Stories (2008)

子供達を寝かしつける話が現実になることに気づいた青年が巻き起こす騒動を描く、製作総指揮、監督アダム・シャンクマン、製作、主演アダム・サンドラーケリー・ラッセルガイ・ピアースジョナサン・プライスコートニー・コックスロブ・シュナイダー他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:アダム・シャンクマン

製作総指揮
アダム・シャンクマン

ジェニファー・ギブゴット
アン・マリー・サンダーリン
ギャレット・グラント
製作
アダム・サンドラー

アンドリュー・ガン
ジャック・ジャラプト
脚本
マット・ロペス

ティム・ハーリヒー
撮影:マイケル・バレット
編集
トム・コスティン

マイケル・トロニック
音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ

出演
スキーター・ブロンソン:アダム・サンドラー

ジル:ケリー・ラッセル
ケンドル・ダンカン:ガイ・ピアース
ミッキー:ラッセル・ブランド
バリー・ノッティンガム:リチャード・グリフィス
マーティ・ブロンソン/ナレーター:ジョナサン・プライス
ウェンディ・ブロンソン:コートニー・コックス
アスペン:ルーシー・ローレス
ヴァイオレット・ノッティンガム:テレサ・パーマー
ボビー:ローラ・アン・ケスリング
パトリック:ジョナサン・モーガン・ヘイト
ドナ・ハインド市長:アイシャ・タイラー
エンジニア:ニック・スウォードソン
ディクソン夫人:キャスリン・ジューステン
フェラーリの男:アレン・コヴァート
先住民の酋長/強盗:ロブ・シュナイダー

アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

2008年製作 99分
公開
北米:2008年12月25日
日本:2009年3月20日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $109,993,850
世界 $212,874,440


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1974年。
マーティ・ブロンソン(ジョナサン・プライス)はモーテル経営を始め、子供達もそれをよく手伝っていた。

しかし、ブロンソンは経営者としては失格で、息子に才覚があれば将来を任せるという条件で、モーテルをバリー・ノッティンガム(リチャード・グリフィス)に売却してしまう。

その後、小さなモーテルは世界的なホテルに変貌するのだが、ブロンソンの息子スキーター(アダム・サンドラー)は、25年もの間、その設備係の下働きだった。

ある日、ノッティンガムが壮大な新ホテル計画を発表し、地道に働くスキーターは、いよいよその支配人を自分が任されるのではと期待する。

しかし、支配人はノッティンガムのお気に入りのケンドル・ダンカン(ガイ・ピアース)に決定し、スキーターは落胆する。

そんなスキーターは、教師の職を失った姉ウェンディ(コートニー・コックス)がアリゾナに面接に行くため、彼女の子供達パトリック(ジョナサン・モーガン・ヘイト)とボビー(ローラ・アン・ケスリング)を1週間預かることになってしまう。
...全てを見る(結末あり)

昼間はウェンディの友人ジル(ケリー・ラッセル)が、夜だけスキーターが子供達の面倒を見ることになる。

ウェンディの方針でテレビもないことに気づいたスキーターは、子供達を寝かせることにする。

子供達は、本を読んで聞かせて欲しいとスキーターに頼むのだが、彼はつまらない絵本ばかりしかないことに気づく。

そこでスキーターは、子供の頃、父親から聞かされたような空想の”ベッドタイム・ストーリー”を話し始める。

スキーターは、中世を舞台にした物語を話して聞かせ、子供達もそれを脚色したりして楽しむ。

翌朝、ホテルのフロントのアスペン(ルーシー・ローレス)に呼び出されたスキーターは、ノッティンガムのテレビの修理をすることになり、子供達を連れホテルに向かう。

スキーターは、ロビーでノッティンガムの娘ヴァイオレット(テレサ・パーマー)に子供達を預かってもらう。

早速、社長室に向かったスキーターは、ノッティンガムの新ホテル構想は二番煎じだと指摘する。

するとノッティンガムは、その構想を考えたダンカンを呼び出しそれを追求し、スキーターが彼よりいい案を出せば支配人にすると、彼の父親との約束を守ることを告げる。

それを聞いたスキーターは、昨晩、子供達と話していた空想の物語が現実になったことに驚いてしまう。

その夜、スキーターは子供達に異変があったかを確かめ、ホテルのウエイター、ミッキー(ラッセル・ブランド)にルームサービスで食事を運ばせる。

ウェンディに、自然食ばかり食べさせられている子供達は喜び、そしてスキーターはその日も”お話”を始める。

昼間”フェラーリ”に乗った男(アレン・コヴァート)にからかわれたスキーターは、ミッキーも加わった”西部劇”の中で、先住民の酋長(ロブ・シュナイダー)から名馬”フェラーリ”をもらう話を作り上げてしまう。

話を続けたスキーターは、女性(テリーサ・パーマー)を悪党から救い、1億ドルを手に入れることで話を締めてしまう。

しかし、ミッキーや子供達はその話では満足できず、女性からキスをしてもらう結末でスキーターを納得させる。

その後、”フェラーリ”のショールームで、車を眺めていたスキーターは、ある男(ロブ・シュナイダー)から、それがただで手に入ると言われる。

スキーターは話が現実になると喜ぶのだが、男は彼の財布を奪って逃げてしまう。

街角でパパラッチに追いかけられるヴァイオレットを見かけたスキーターは、彼女を救い感謝されてキスされそうになる。

ヴァイオレットが、愛車”フェラーリ”で帰ろうとしたため、ついにそれが手に入るのかと思ったスキーターだったが、残念ながら思い通りにはならなかった。

翌日、”お話”は、子供達が考えることで決まることに気づいたスキーターは、自分の都合の良いように話をしようとする。

しかし、子供達は、もっと面白味のある物語をスキーターに要求し、彼は、古代ギリシャの剣闘士”スキータカス”の話を始める。

大競技場で、皇帝(リチャード・グリフィス)の目を引くために、観衆を大いに沸かせたスキータカス(アダム・サンドラー)は、皇帝の娘(テリーサ・パーマー)を手に入れる・・・と、それをボビーが口にする。

話が現実になると喜ぶスキーターだったが、スキータカスが、皇帝の娘と親密になったのをひがむ女達(アイシャ・タイラー他)が現れる。

その後、浜辺に向かったスキータスは大男を見つけ、洞窟にリンカーンが現れ・・・、そんなところで、その夜の話は終わる。

翌日、浜辺にいたスキータスはジルに出くわし、同窓の女性達ドナ・ハインド市長(アイシャ・タイラー)他にも出くわし大男にも出会う。

雨宿りで桟橋の下に避難した二人だったが、美しい女性がジルだと気づいたスキーターの頭の上に、リンカーンの顔が刻まれた1セント硬貨が落ちてくる。

翌日の、ノッティンガム社長へのプレゼンを控え、自分のアイデアを採用させようとするスキーターは、子供達に最後の”お話”を始める。

銀河最高議会議長(リチャード・グリフィス)は、新惑星に支配者を送り込もうとしていた。

スキート・ブロンソニアン(アダム・サンドラー)は、相棒のミッキーD2を伴い議会に姿を現す。

無重力ファイトで、スキートはケンダロ将軍(ガイ・ピアース)と戦い彼を倒した。

それで話を終わりにしようとしたスキーターだったが、話がつまらないと言って、子供達はスキートを焼却して殺してしまう。

翌日ジルは、新ホテルが、彼女が勤務する学校を取り壊して建設されることをダンカンから知らされる。

炎や燃えることに敏感になりながら、プレゼンの会場に向かったスキーターは、舌をハチに刺されてしまい話せなくなってしまう。

そして、ノッティンガムの誕生パーティーを兼ねたプレゼンは始まり、ダンカンはホテルをミュージカルの雰囲気にすることを提案し好印象を与える。

スキーターのプレゼンが始まるが、言葉がでない彼のためにミッキーが通訳をする。

子供は知っているが大人が忘れてしまったこと、想像力を働かせれば楽しみは限りなく広がると、スキーターは父親の教えを熱く語る。

それを聞いたノッティンガムはスキーターを絶賛し、彼が新ホテルの支配人に決まる。

ダンカンは潔く負けを認めるが、スキーターは新ホテルの建設予定地が、学校を壊した跡地だと聞かされ驚いてしまう。

その時、ノッティンガムの誕生ケーキの炎を、消火器で消してしまったスキーターはクビになってしまう。

学校のジルの元に向かったスキーターは、彼女や子供達から非難されてしまう。

しかし、父親の声を聞いたスキーターは、悪党を倒し美女を手に入れる、ヒーローの鉄則を実行しようとする。

学校で取り壊し反対デモが起きる中、ジルは市庁舎に向かうノッティンガムの後を追う。

市長室に向かったノッティンガムとそれを追うジルは、そこにハインド市長と同窓だったスキーターがいるのに気づく。

学校の土地に問題点が見つかり、市長はノッティンガムの許可申請を却下してしまう。

しかし、ノッティンガムが第一候補と考えていた、土地の許可が下りたことをスキーターが知らせる。

ノッティンガムはスキーターに感謝し、ジルの彼への誤解も解ける。

その頃、学校の爆破が迫り、パトリックとボビーが校内に取り残されていた。

スキーターは、ヒーロー・ストーリーを想像しながら、ジルと共にバイクで学校に急行する。

ウェンディが子供達がいなくなっているのに気づき、校内にいる可能性が出てくる。

ダンカンはそれを無視し爆破を実行しようとするが、間に合ったスキーターが彼を妨害し爆破を阻止する。

スキーターは子供達の信頼も取り戻し、そしてジルも彼の行動に感謝し二人は固く抱き合う。

その後、スキーターは、父マーティの名を取り小ぢんまりしたモーテルを開業し、ダンカンとアスペンを下働きで雇う。
__________

ばい菌を嫌うノッティンガムはそれを克服し、ホテル業から医療事業に転身して学校の看護師になる。

娘のヴァイオレットが社長になり、ミッキーと結婚してホテルを経営して大富豪となる。

二人と共にに結婚したスキーターとジルは、モーテルを経営し末永く幸せに暮らした。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
親のモーテルを買収され、その後ホテルの設備係としてしがない生活を続ける青年スキーター・ブロンソンが、姉ウェンディの留守中に子供達を預かることになる。
その後スキーターは、子供達を寝かしつける話が、現実になることに気づき、自分の人生に有利になるよう空想を広げて物語を作るのだが事がうまく運ばなくなる。
スキーターは、ホテルの社長ノッティンガムに何とか気に入られることに成功する。
しかしスキーターは、新ホテルの建設計画を知り、子供達や心寄せる女性ジルを悲しませることになるため、それを何とか阻止しようとするのだが・・・。
__________

アダム・サンドラー自身のプロダクション”Happy Madison”とアンドリュー・ガンの”Gunn Films”の共同製作作品。

ディズニー映画らしい、奇想天外なファンタジー・コメディで、CGや特撮を駆使した大掛かりな映像は、子供だけでなく大人も十分に楽しめる。

興行収入は、北米で約1億1000万ドル、全世界では約2億1300万ドルのヒットとなった。

主演のアダム・サンドラーを中心に、無名の子役達も含め、キャラクターそれぞれの個性を生かしたアダム・シャンクマンの演出手腕も見ものだ。

主人公をサポートする美人女優人や、実力ある演技派などが、楽しく愉快に演じてくれる豪華競演も注目だ。

主演のアダム・サンドラーは、それほど大はしゃぎをするわけではないが、どこにでもいる青年役を、お馴染みのとぼけた雰囲気で演じ切り、大いに笑わせてくれる。

主人公と恋仲になる学校教師のケリー・ラッセル、新ホテルの支配人候補で、彼にしてはかなり”外れた”役を演ずるガイ・ピアース、ホテルのウエイター、経営者の娘と結婚し大富豪になるラッセル・ブランド、大ホテル・チェーンのオーナー、リチャード・グリフィス、その娘役のテレサ・パーマー、ノッティンガム(R・グリフィス)にモーテルを売り渡す主人公の父ジョナサン・プライス、主人公の姉コートニー・コックス、その子供達ローラ・アン・ケスリングジョナサン・モーガン・ヘイト、嫌味なホテルのフロント係ルーシー・ローレス、市長役のアイシャ・タイラー、モーテル時代からの馴染み客キャスリン・ジューステン、そして、アダム・サンドラー作品といえばこの人、ロブ・シュナイダーが、先住民の酋長と強盗役で登場するのも実に嬉しい。


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