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悪いことしましョ! Bedazzled (2000)

1967年に公開された同名イギリス映画のリメイク。
お人好しのダメ男が意中の女性の心を掴むためにサタンと関係したことで巻き起こす騒動を描く、製作、監督ハロルド・ライミス、主演ブレンダン・フレイザーエリザベス・ハーレイフランセス・オコナーオーランド・ジョーンズ他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ハロルド・ライミス

製作総指揮:ニール・A・マクリス
製作
ハロルド・ライミス

トレヴァー・アルバート
原案
ピーター・クック

ダドリー・ムーア
脚本
ピーター・トラン

ラリー・ギルバート
撮影:ビル・ポープ
編集:クレイグ・ハーリング
音楽:デヴィッド・ニューマン

出演
エリオット・リチャーズ/ジェフ/メアリ/エイブラハム・リンカーンブレンダン・フレイザー

悪魔:エリザベス・ハーレイ
アリソン・ガードナー/ニコール・デラロッソ:フランセス・オコナー
ダニエル/ダン/ダニー/エステバン/浜辺の男/ラマール・ギャレット/オインゲゲデゲババ博士:オーランド・ジョーンズ
キャロル/ペントハウスの婦人:ミリアム・ショア
ボブ/ロベルト/浜辺の男/スポーツキャスター3:ポール・アデルスタイン
ジェリー/アレハンドロ/浜辺の男/スポーツキャスター2/ランス:トビー・ハス
ラウール:ルドルフ・マーティン
留置場の男:ガブリエル・カソーズ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2000年製作 93分
公開
北米:2000年10月20日
日本:2000年11月11日
製作費 $48,000,000
北米興行収入 $37,886,980
世界 $90,383,210


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
サンフランシスコ
コンピューター会社のテクニカル・サポートをしている、気はいいがお人好しの青年エリオット・リチャーズ(ブレンダン・フレイザー)は、同僚のダニエル(オーランド・ジョーンズ)、キャロル(ミリアム・ショア)、ボブ(ポール・アデルスタイン)、ジェリー(トビー・ハス)らに煙たがれる存在だった。

ある日エリオットは、バーで自分をのけ者にした同僚達に、思いを寄せるアリソン・ガードナー(フランセス・オコナー)に声をかけるべきだと促される。

その気になったエリオットは、アリソンに相手にもされず、ショックを受け、”何でもするので彼女を自分のものに・・・”と神に祈りを捧げる。
...全てを見る(結末あり)

すると、エリオットの前にゴージャスな女性(悪魔/サタン)が現われ、全てをお見通しの彼女に迫られてしまう。

サタンは、何でも願いが叶えられると言って、エリオットに自分が”悪魔”であることを伝える。

当然、エリオットはそれを信じることはできなかったが、サタンがオーナーのクラブに連れて行かれる。

サタンは、魂を売り渡す条件で、7つの願いを叶えると言って、アリソンと結ばれる映像を見せてエリオットを納得させ、彼は契約書にサインする。

エリオットは、願いが希望と違った場合に、サタンの元に戻れるというポケベルを渡され、”アリソンと結婚し大富豪になりたい”と願う・・・。

目覚めたエリオットは、ベッドに寝ているアリソンを見て感激し、大邸宅に驚き、自分がスペイン語を話していることに気づく。

しかしエリオットは、側近のラウール(ルドルフ・マーティン)と妻のアリソンが親密で、彼女に嫌われていることも知る。

そしてエリオットは、部下の(オーランド・ジョーンズ/ポール・アデルスタイン/トビー・ハス)と共に行動し、ようやく自分がコロンビアの麻薬王だと気づき焦ってしまう。

さらにラウールの裏切りに遭い彼に襲われてしまい、エリオットはポケベルでサタンの元に戻る。

アリソンが男に求めているものを知らせるため、サタンはエリオットをアリソンの部屋に連れて行く。

エリオットは、繊細な男がアリソンのタイプだと知らされ、彼女に愛されるためにそれを願う。

浜辺でアリソンといい雰囲気になっていたエリオットは、現われた男達(オーランド・ジョーンズ/ポール・アデルスタイン/トビー・ハス)に絡まれる。

アリソンは、エリオットを繊細過ぎると言って、強引さが欲しいことを伝え、男達の誘いに乗ってしまう。

失意のエリオットはサタンの元に戻り、願いが叶わないことで彼女を批判する。

エリオットは、逞しく強いリッチなスポーツマンになることを願い、プロ・バスケットボールのプレイヤーになる。

スーパースターのエリオットだったが、スポーツ局の記者アリソンの独占取材を受け損ないサタンの元に戻る。

その後、人気作家となりペントハウスのパーティーに招かれたエリオットは、洗練された美女アリソンに出会う。

いいムードになり、アリソンを自宅に向い入れたエリオットは、自分がゲイだと分かり彼女と別れる。

サタンの元に戻ったエリオットは、人々の尊敬を集める人物、アメリカ大統領になることを願う。

1865年4月14日。
エイブラハム・リンカーンとなったエリオットは、”フォード劇場”でアリソンに迎えられるが、彼は自分が暗殺されることを知っていたために動揺する。

エリオットは、”ジョン・ウィルクス・ブース”が自分に銃を向けた直後、ポケベルで現実に戻る。

職場のパソコンの画面に現われたサタンから、願いはあと1つだと言われ、憤慨したエリオットは契約破棄だといって立ち去ってしまう。

神父や警察官に契約のことを言っても信じてもらえず、エリオットは逮捕され、警官に扮したサタンに留置場に連れて行かれる。

エリオットは同房の男(ガブリエル・カソーズ)に、サタンに混乱させられてはいるが、物事を冷静に判断し感情があれば乗り切れると助言される。

釈放されたエリオットは、サタンのクラブに向かい最後の願い事は必要ないことを伝える。

しかし、サタンはそれを許さず、エリオットの魂を手に入れるために、彼に願い事を共用する。

仕方なくエリオットは、アリソンが幸せになることが願いだとサタンに伝えて意識を失う。

意識を取り戻したエリオットは、他人の幸せを願ったために契約が無効になったことをサタンから告げられて喜ぶ。

親切になったサタンは、神と悪魔は本人の考え方次第だと言って、エリオットと友好的に別れる。

出社したエリオットは、アリソンに声をかけて誘うものの、彼女は恋人がいることを伝える。

職場に向ったエリオットは、自分をからかおうとする同僚を威嚇して黙らせてしまう。

帰宅したエリオットは、同じアパートに引っ越してきた、アリソンに瓜二つのニコール・デラロッソ(フランセス・オコナー)に声をかけられる。

その後、意気投合した二人は付き合い始め、サタンと留置場の男は二人を見かけ笑みをこぼす。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
コンピューター会社に勤める、気はいいがお人好しなエリオット・リチャーズは、同僚にからかわれ同じ職場の心惹かれる女性アリソンに声をかける。
しかし、エリオットはアリソンに相手にもされず、思わず”何でもするので彼女を自分のものに・・・”と神に祈りを捧げる。
そこに、悪魔だと言うゴージャスな女性サタンが現われ、エリオットが魂を売り渡す代わりに、7つの願いを叶えると言い寄る。
仕方なくそれを信じたエリオットは、希望通り、大富豪などのアリソンに気に入られるだろう男性になるのだが、彼女は遠ざかってしまう。
苦悩するエリオットは、何とかアリソンに気に入られようとして様々な男性となり、彼女の前に現われるのだが・・・。
__________

旧作で主演したピーター・クックダドリー・ムーアの原案を基に、ハロルド・ライミスらしい、奇抜なアイデア満載の楽しい作品に仕上がっている。

興行収入は北米で約3800万ドル、全世界で約9000万ドルだった。

お茶目なダメ男を魅力的に演ずるブレンダン・フレイザーは、リンカーン大統領まで何役もを熱演する。
彼を圧倒するお色気で迫るエリザベス・ハーレイの、様々なコスプレで楽しませてくれる、憎めない悪魔役もいい。

主人公が心を寄せる同僚社員と隣人になる女性フランセス・オコナー、主人公をバカにしている同僚、その他を演ずるオーランド・ジョーンズミリアム・ショアトビー・ハスポール・アデルスタイン、麻薬王のシーンの側近ルドルフ・マーティン、留置場の男ガブリエル・カソーズなどが共演している。


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