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銀行に土地を奪われた貧しい農民の娘と父を殺された富豪令嬢が”バンディダス/女盗賊”として復讐を果たすまでを描く、製作リュック・ベッソン、主演ペネロペ・クルス、サルマ・ハエック、スティーヴ・ザーン、ドワイト・ヨアカム、サム・シェパード他共演、監督ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリによるアクション・コメディ・ウエスタン。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督
ヨアヒム・ローニング
エスペン・サンドベリ
製作
リュック・ベッソン
アリエル・ゼトゥン
脚本
リュック・ベッソン
ロバート・マーク・ケイメン
撮影:ティエリー・アルボガスト
編集:フレデリック・ソラヴァル
音楽:エリック・セラ
出演
マリア・アルバレス:ペネロペ・クルス
サラ・サンドバル:サルマ・ハエック
クエンティン・クック:スティーヴ・ザーン
タイラー・ジャクソン:ドワイト・ヨアカム
アッシュ:デニス・アーント
クラリッサ・アッシュ:オードラ・ブレイザー
ビル・バック:サム・シェパード
ドン・ディエゴ・サンドバル:イスマエル”イースト”カルロ
ペドロ・アルバレス:ゲイリー・カルロス・セルヴァンテス
パブロ神父:ホセ・マリア・ネグリ
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2006年製作 93分
公開
フランス:2006年1月18日
メキシコ:2006年2月17日
北米:2006年9月22日
日本:未公開
製作費 35,000,000
北米興行収入 $18,381,900
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1850年代、メキシコ。
貧しい農民の娘マリア・アルバレス(ペネロペ・クルス)は、銀行に土地を奪われそうになったことを父ペドロ(ゲイリー・カルロス・セルヴァンテス)から知らされ、頭取のドン・ディエゴ・サンドバル(イスマエル”イースト”カルロ)の屋敷に向かう。
ヨーロッパから戻ったばかりのドン・ディエゴの娘サラ(サルマ・ハエック)は、ニューヨークの銀行家タイラー・ジャクソン(ドワイト・ヨアカム)を父から紹介される。
ジャクソンが父の銀行に投資してくれることを知ったサラは、その理由に疑問を感じながら立去る。
屋敷に忍び込んだマリアはサラと出くわし、不審者に思われて使用人に追われる。
飛び込んだ部屋にジャクソンがいたため、ドン・ディエゴが白人に土地を売ろうとしていることを知ったマリアは憤慨する。
...全てを見る(結末あり)
マリアは、ドン・ディエゴを罵倒しながら使用人に連れて行かれる。
ドン・ディエゴはジャクソンと契約を交わす。
その後、債務不履行をジャクソンから言い渡されたペドロは、抵抗しようとしたために銃撃される。
知人が殺されるのを目撃したサラは、その場から逃げる。
家が焼かれていることに気づいたマリアは、瀕死の父に寄り添う。
屋敷に戻ったサラは、父が死亡していることを知り、その場にいたジャクソンから心臓発作だったと言われる。
それを信じないサラはナイフを手にするが、ジャクソンに銃を向けられて諦める。
納得したように見せかけたサラは、部屋に向かう途中、隙を見てその場から馬で逃亡する。
父ペドロを教会に連れて行ったマリアは、パブロ神父(ホセ・マリア・ネグリ)に迎えられ、多くの人々が同じ目に遭ったことを知る。
失意のサラは、マリアと同時に銀行を襲って言い合いになるが、そこにジャクソンが現れる。
銀行を傘下に置くと言うジャクソンは、店長に金庫の現金を見せるようにと指示し、変装していたマリアとサラはその場を離れる。
空の金庫を確認したジャクソンは、その場にあった自分が渡した花で、サラが現金を奪ったことに気づく。
現金で皆を助けられると言うマリアだったが、土地を取り戻さなくては意味がないとサラは考える。
ヨーロッパに戻ると言うサラに、去るのなら、半額ではなく現金を全て置いていくように伝えたマリアは、彼女と喧嘩になる。
その場にパブロ神父(ホセ・マリア・ネグリ)が現れたため、喧嘩をやめたマリアとサラは岩場の洞窟に向かう。
避難している土地を追われた人々の元に向かったマリアは、父ペドロが回復していたために喜び、サラと共に再び銀行を襲おうとする。
有名な銀行強盗ビル・バック(サム・シェパード)から強盗の仕方を教わるようにとパブロ神父に言われたマリアとサラは、彼の家に向かう。
ジャクソンの手下を追い払ったビルは、マリアとサラを相手にせず、その場を去ろうとする。
ビルを引き留め、父を殺されかけたマリアと殺されたサラは、そのことを彼に伝える。
仕方なくマリアとサラに強盗の仕方を教えることにしたビルは、様々なことを伝授し、やがて二人に信頼関係が生まれる。
マリアは抜群の射撃センスだったのだが、サラは全くダメで、ビルは頭を抱える。
ところが、ナイフを手にしたサラは、百発百中の腕を見せる。
犯罪捜査官のクエンティン・クック(スティーヴ・ザーン)を呼び寄せたジャクソンは、銀行強盗の犯行現場を確認させる。
一通りのことを教えたビルは、本番だと言ってマリアとサラを送り出す。
見事な手際で銀行を襲うマリアとサラは、指名手配される。
ドン・ディエゴの屋敷に向ったクエンティンは、その死因を調べ始める。
5つの農場の抵当権が買い戻せる金額を奪ったマリアとサラは、そろそろ手を引くべきだとパブロ神父に言われる。
10件ある銀行全てを襲うと言うマリアとサラだったが、ジャクソンが捜査の専門家を雇ったと神父から知らされる。
そこにクエンティンが現れたため神父が対応し、ドン・ディエゴとサラの間に確執がなかったかなどを訊かれる。
ドン・ディエゴの死に方に疑問を抱いていることを伝えたクエンティンは、神父に滞在先を知らせてその場を去る。
クエンティンの言葉が気になるサラは、マリアと共に踊り子に扮して彼の部屋に向かう。
マリアとサラは、クエンティンに銃を向けて拘束し、ベッドでいかがわしい写真を撮って脅し、ドン・ディエゴの話を聞こうとする。
ドン・ディエゴが毒殺されたことを話したクエンティンは、協力を強要され誘惑される。
銀行に連れて行かれたクエンティンは、土地を1ペソで引き渡すという銀行との契約書をマリアとサラから見せられる。
犯行現場の金庫にもそれがあったことを思い出したクエンティンは、鉄道敷設予定地の地図も見せられ、土地を奪ったことと照らし合わせる。
その場にあったワインの奥に毒瓶があることに気づいたクエンティンは、ドン・ディエゴの屋敷のカーペットのシミから採取した液体と一致したことを確認する。
ジャクソンの手下が現れたため、自分を人質にして外に出るようにと、クエンティンはマリアとサラに指示する。
クエンティンが頭取アッシュ(デニス・アーント)の娘クラリッサ(オードラ・ブレイザー)の婚約者だと知った男達は、マリアとサラを見逃す。
クエンティンが”バンディダス/女盗賊”に浚われたことを知らされたジャクソンは、マリアとサラを捜すよう手下に命ずる。
ニューヨークのアッシュとクラリッサも、クエンティンが人質になったことを知らされる。
ジャクソンが殺し屋を雇ったため、対抗策を考えなければならないサラは苛立ち、彼女とマリアが正しいことをしていると言うクエンティンは、協力することを伝える。
新婚夫婦を装ったマリアとクエンティンは銀行に向い、金庫を開ける。
現金を奪ったマリアとクエンティンは、天井を爆破して外で待っていたサラと共に逃亡する。
信頼を失ったジャクソンは、金塊を預けることに不安を感じる知事に、最新の警報装置を見せて納得させる。
その場で客を装い、警報装置のことを知ったサラとクエンティンは、マリアと共に銀行に侵入することを考える。
協力者から鍵を受け取り、クエンティンと共に銀行に侵入したサラは、スケート靴を履いて、警報装置の仕掛けられている床の溝を伝い金庫に達してそれを開ける。
現金を奪いその場から離れようとしたサラだったが、バッグを落して警報が鳴り、見張っていたクエンティンとマリアと共に捕えられる。
護送馬車の中で、お互いを責めて喧嘩をするマリアとサラをクエンティンが制止する。
その時、ペドロらが馬車を襲撃してマリア達を救う。
それを知事に伝えたジャクソンは、金塊をテキサスの銀行に運ぼうとする。
仲間だった使用人からその話を聞いたマリアとサラは、金塊を奪うことを考える。
ジャクソンは、アッシュ頭取と娘クラリッサ、そして知事を乗せた金塊輸送列車でテキサスに向かう。
知事を信用させるためにバンディダスを捕えて処刑する必要があることをアッシュに話したジャクソンは、金塊は彼女らを誘き出すための囮だと言ってその計画を伝える。
それに反対するアッシュの意見を聞く気のないジャクソンは、知事を列車から突き落とす。
マリアとサラ、そしてクエンティンは、列車に忍び込む。
土地の買収をバンディダスに邪魔されたジャクソンは計画を変更し、金塊を奪う考えをアッシュに話す。
犯罪に手を貸す気のないアッシュを殺害しようとしたジャクソンは、現れたマリアに発砲される。
マリアに銃を向けられ、現れたサラから父親を殺したと言われたジャクソンは、証拠があるのかと尋ねる。
指紋とリトマス紙があると言うサラとマリアは、科学捜査の専門家クエンティンが証拠を握っていることを伝える。
クラリッサはクエンティンとの再会を喜び、その隙に銃を拾ったジャクソンは発砲する。
サラはナイフを投げるものの、クエンティンが銃弾を受け、ジャクソンはその場から逃げる。
金塊の車両を切り離したジャクソンは、マリアとサラに抵抗しながら馬に乗って逃走する。
落馬したジャクソンは、持っていた金塊が頭に当たって気を失う。
ジャクソンを殺そうとしたマリアは弾切れだと気づくが、サラが彼を射殺する。
マリアとサラは、クエンティンの勇気を称え、彼に敬意を表して別れを告げる。
クエンティンに惹かれていたマリアは、悲しみが怒りに変わる。
サラからヨーロッパの話をされたマリアは、銀行のことを訊き”より大きい”と言われ、バンディダスの拠点を移すことを考える。
*(簡略ストー リー)
1850年代、メキシコ。
貧しい農民の娘マリア・アルバレスは、銀行に土地を奪われそうだということを父ペドロから知らされる。
銀行の頭取ドン・ディエゴは、ニューヨークの銀行家ジャクソンとの契約を交わす。
ジャクソンは、鉄道開通のために土地を不当な価格で手に入れようと考えていた。
それに抵抗するペドロを銃撃して土地を奪い、ドン・ディエゴを毒殺したジャクソンは銀行も手中にする。
心臓発作で父が死んだとジャクソンに言われたものの、それを不審に思ったドン・ディエゴの娘サラは、奪われた銀行を襲い、瀕死の重傷を負った父の仇を討つため、強盗に入ったマリアと鉢合わせになる。
二人は手を組み”バンディダス/女盗賊”となり、ジャクソンが手に入れた銀行を襲い始め、人々の土地を取り戻し、父の仇を討とうとするのだが・・・。
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リュック・ベッソンが製作を担当する西部劇ということで注目され、ペネロペ・クルスとサルマ・ハエックの魅力を生かした、ヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリの軽快な演出が見所の作品。
コメディ・アクションなので細かいことは言いたくはないが、正統派西部劇には程遠い内容は、滑稽に思えるシーンばかりが目立つ。
それでも、それなりの雰囲気は楽しめる作品には仕上がっている。
ガンプレーが見事とかいう評価があるが、あの程度を習得するのはプロの役者としては当然で、お世辞にも見事などとは言えない程度であることは確かだ。
銃の技で競うのではなく、小柄な女性のサイズに合う銃を作って持たせる工夫ぐらいは必要で、子供がおもちゃを手にしているように見えてしまっては、とても”女盗賊”などとは言えないと思うのだが・・・。
それはさて置き、主人公二人の快活で陽気、且つスピーディーな演技は古典活劇のようで、また、お色気で迫るシーンなど見所満載の作品ではある。
銀行に土地を奪われた貧しい農民の娘から”バンディダス/女盗賊”となり暴れまわるペネロペ・クルス、彼女と組み父(イスマエル”イースト”カルロ)の仇を討つサルマ・ハエック、主人公二人に協力する犯罪捜査官スティーヴ・ザーン、銀行手を入れ、更には金塊を奪おうとする銀行家ドワイト・ヨアカム、彼の上司である頭取デニス・アーント、その娘オードラ・ブレイザー、主人公に強盗の術を教える有名な銀行強盗サム・シェパード、主人公の父親ゲイリー・カルロス・セルヴァンテス、主人公らに協力する神父ホセ・マリア・ネグリなどが共演している。