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女の秘密 A Woman’s Secret (1949)

弟子である歌手を銃撃した女性の行動に隠された真実を描く、監督ニコラス・レイ、主演モーリン・オハラメルヴィン・ダグラスグロリア・グレアム他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ニコラス・レイ
製作:ハーマン・J・マンキウィッツ
原作:ヴィッキー・バウムMortgage on Life
脚本:ハーマン・J・マンキウィッツ
撮影:ジョージ・E・ディスカント
編集:シャーマン・トッド
音楽:フレデリック・ホランダー

出演
マリアン・ウォッシュバーン:モーリン・オハラ
ルーク・ジョーダン:メルヴィン・ダグラス
スーザン・コールドウェル/エストレリータ:グロリア・グレアム
リー・クレンショー:ビル・ウィリアムズ
ブルック・マシューズ:ヴィクター・ジョリー 弁護士
メアリー・ファウラー:メアリー・フィリップス
ジム・ファウラー警視正:ジェイ・C・フリッペン
ロバーツ地方検事補:ロバート・ワーウィック
フェリス医師:カート・コンウェイ
マシューズ夫人:アン・シューメーカー ブルックの母
モリー:ヴァージニア・ファーマー ウォッシュバーン家のメイド
看護師:エレン・コービー
巡査部長:エモリー・パーネル

アメリカ 映画
配給 RKO
1949年製作 84分
公開
北米:1949年2月7日
日本:未公開
製作費 $853,000


ストーリー
ニューヨーク
人気歌手のエストレリータ/スーザン・コールドウェル(グロリア・グレアム)は、ラジオ局から師匠のマリアン・ウォッシュバーン(モーリン・オハラ)のアパートに戻る。
スーザンは、限界に達して何もかも疲れたと伝えてマリアンと口論になり、引退を決意する。
マリアンが、部屋に向かったスーザンに声をかけた後に、その場から銃声が聴こえる。
銃撃されたスーザンは倒れている状態で、マリアンは医師に電話をかけて状況を伝える。
到着した医師は、スーザンの息があることを確認し、マリアンは警察に電話をする。
ベンソン警部補が現われ、マリアンは、自分がスーザンを撃ったことを伝えて、警察署に向かうことになる。
ジム・ファウラー警視正(ジェイ・C・フリッペン)も到着し、マリアンを容疑者として連行する。
マリアンからの電話を受けた恋人でピアニストのルーク・ジョーダン(メルヴィン・ダグラス)は、彼女に会えないまま、弁護士のブルック・マシューズ(ヴィクター・ジョリー)の元に向かう。
ルークは、スーザンが撃たれマリアンが容疑者だということをマシューズに話す。
マリアンが自白して弁護士は必要ないと言っていることをマシューズに伝えたルークだったが、彼を雇い真相を解明しようとする・・・。


解説 評価 感想
1946年に発表された、ヴィッキー・バウムの小説”Mortgage on Life”を基に製作された作品。

前年デビューしたニコラス・レイが監督し、主演のモーリン・オハラメルヴィン・ダグラスグロリア・グレアムなどが共演した作品。

弟子である歌手を銃撃した女性の行動に隠された真実を描くフィルム・ノワール

魅力的なキャストが注目の作品ではあるが、その個性を生かしきれないニコラス・レイの演出に冴えはなく、批評家の評価は低かった作品。

主演のモーリン・オハラは、最善のことを考え、事故であったにも拘わらず、弟子を銃撃したことを自白して容疑者になる元歌手を演じている。

主人公の恋人であるピアニストで、事件の真相を探ろうとするメルヴィン・ダグラス、主人公に才能を見出され有名になるものの、引退を決意して銃撃事件を起こす人気歌手のグロリア・グレアム、その恋人ビル・ウィリアムズ、かつてスーザン(グロリア・グレアム)に惹かれていた弁護士のヴィクター・ジョリー、その母親アン・シューメーカー、事件を担当する警視正のジェイ・C・フリッペン、その妻メアリー・フィリップス、地方検事補のロバート・ワーウィック、医師のカート・コンウェイ、主人公のメイド、ヴァージニア・ファーマー、看護師のエレン・コービー、警察署の警部補エモリー・パーネルなどが共演している。


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