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ジャックはしゃべれま1,000 A Thousand Words (2012)

話す度に命が縮むようになってしまった詐欺師まがいのビジネスマンが本来の自分自身を取り戻すまでを描く、製作ニコラス・ケイジ、主演ディ・マーフィクリフ・カーティスケリー・ワシントン他共演、製作、監督ブライアン・ロビンスによるファンタジー・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage 作品一覧
ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ブライアン・ロビンス

製作総指揮:ジェーン・バーテルミ
製作
ニコラス・ケイジ

アラン・シャバ
ステファニー・ダナン
ノーマン・ゴライトリー
ブライアン・ロビンス
シャーラ・サンプター
脚本:スティーヴ・コレン
撮影:クラーク・マシス
編集:ネッド・バスティール
音楽:ジョン・デブニー

出演
ジャック・マッコール:エディ・マーフィ

シンジャ師:クリフ・カーティス
アーロン・ワイズバーガー:クラーク・デューク
キャロライン・マッコール:ケリー・ワシントン
サマンサ・デイヴィス:アリソン・ジャニー
アニー・マッコール:ルビー・ディー
盲目の老人:ジョン・ウィザースプーン

アメリカ 映画
配給
パラマウント・ピクチャーズ

ドリームワークス・ピクチャーズ
2012年製作 91分
公開
北米:2012年3月9日
日本:未公開
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $18,438,150
世界 $20,558,840


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
出版エージェントのジャック・マッコール(エディ・マーフィ)は、口八丁のハッタリを効かせた話術で仕事をまとめ、成功を手にしていた。

そんなジャックは、スピリチュアルのカリスマ的指導者である、教祖シンジャ(クリフ・カーティス)の著書を出版する企画を提案する。

ボスのサマンサ・デイヴィス(アリソン・ジャニー)に、ライバルが多いことを指摘されるが、ジャックは自信があると伝えて、シンジャとの接触を試みる。

難なくシンジャと対面することができたジャックは、率直に著書の出版についてを伝えるが、彼は興味を示さない。

教義を偽りなく広めることができるかを問われたジャックは、それをシンジャに約束して、その言葉が非常に大事だということ彼に告げられる。
...全てを見る(結末あり)

ジャックは、助手のアーロン・ワイズバーガー(クラーク・デューク)に、契約を結んだことを伝えて興奮する。

その日の予定をキャンセルし、気分よく母親アニー(ルビー・ディー)に会いに行ったジャックは、自分を、亡くなった夫と間違える彼女の痴呆症が進行していることを知る。

その夜ジャックは、子供を育てる環境でない自宅のことで、妻キャロライン(ケリー・ワシントン)に意見されるが、引っ越しなどする気もなかった。

その直後、裏庭に大木が出現して、ジャックは、それがシンジャのところで自分の手を刺した木だと気づく。

翌日、シンジャの本が5ページしかないことを知ったジャックは驚き、彼の元に向かう。

シンジャはそれで十分だと言って、ジャックの家に現れた木を見に行く。

そこで二人は、ジャックが言葉を発する度に木の葉が落ち、彼の具合が悪くなっていくことに気づく。

シンジャは、ジャックと木がつながっていることを指摘して、葉が全て落ちた時、死を意味することを伝える。

葉が1000枚くらい残っていると言われたジャックは、木を斧で切り倒そうとするが、跳ね飛ばされてしまう。

自分には無関係だと言ってシンジャは立ち去り、焦ったジャックはその件をサマンサに伝えるが、彼女はそれを信じるはずもなかった。

キャロラインは口もきいてくれず、ジャックは彼女にメモ書きを残そうとするのだが、木は、それも言葉と判断して葉が落ちる。

木の前で話さなくても葉が落ちることに気づいたジャックは、その後、話すことを止めてしまう。

何も語れえないジャックは、仕事の商談には失敗し、キャロラインの信頼も完全に失ってしまう。
仕方なく、ボリビアにいるシンジャに電話したジャックは、彼が翌日には戻ることを知るが、葉は落ち続ける。

ジャックは、悪戦苦闘しながら仕事を続け、キャロラインは、関係改善のために彼をホテルに誘う。

しかし、それでも話そうとしないジャックを、キャロラインは見限ろうとする。

ジャックは、木のことをキャロラインに話すが、それを信じてもらえない彼は追い出される。

サマンサに呼ばれた商談の席で、自宅の木が消毒されていることでジャックに影響が及び、彼は大失態を演じてクビになってしまう。

ジャックは、アーロンを自宅に連れて行き事情を知らせて、善行を施せば、葉の落ちるのが止まるかを確かめるのだが効果はなかった。

帰国したシンジャに会ったジャックは、家族を失いクビになったことを伝えるものの、手立てがないことを知らされ愕然とする。

ジャックは、自分を見つめ直し無駄な会話を止めて、静寂の中で真実を探す、心の表現をシンジャに悟らされるが、半信半疑のまま帰宅する。

その場でジャックを待っていたアーロンは、酒に酔い自暴自棄になる彼を殴り倒してしまう。

翌朝、目覚めたジャックは、残り少ない葉を確認して、死を迎えようとする木に心で語り掛ける。

そこに母アニーが”、夫”に会いたがっているという連絡が入る。

木に水をやりながら、その場に落ちていたシンジャの書を読んだジャックは、実家に戻っていたキャロラインの元に向かう。

キャロラインと幼い息子に、家族だということだけを心から伝えたジャックは、残り少ない語れる言葉を選びながら、それが必要な人達に伝える。

母アニーに会ったジャックは、自分を夫だと思い込み、息子を自慢する彼女の話を聞き、彼が会いたがっていることを伝える。

アニーに別れを告げたジャックは、父親の墓に向かい、自分を捨てて出て行った彼を許すと、墓石に向かって語る。

葉は全て落ちてしまい、雷と共に降り出した雨の中で、ジャックは気を失ってしまう。

その時アーロンから連絡が入り、ジャックは、葉を付けた木が生き返ったことを知らされる。

その後ジャックは、”1000の言葉”という著書を発表し、それを喜ぶシンジャに感謝する。

ジャックは、信者になったアーロンをエージェントにすることを伝える。

助手も付き傲慢になったアーロンの元に、植木が届けられ、彼は困惑する。

そして、キャロラインの元に向かったジャックは、彼女が望んでいた家をプレゼントして、新たな人生をスタートする。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
出版エージェントのジャック・マッコールは、巧みな話術で契約をまとめて、成功を手にしていた。
そんなジャックは、スピリチュアルのカリスマ的指導者シンジャの著書の出版を計画して、彼に接触する。
シンジャはそれに興味を示さないものの、教義を偽りなく広めることを約束したジャックと契約を結ぶ。
ジャックは有頂天となり、妻キャロラインの引越し計画に耳も貸さずにいた。
その時、裏庭に、シンジャと会った時に触れた大木が現れ、ジャックは困惑してしまう。
その後、シンジャの著書がわずか5ページだと知ったジャックは驚き、彼にその件を問い詰める。
それを気にもしないシンジャは、ジャックに木の件を知らされる。
ジャックと一体化した木は、言葉を発する度に葉が落ち最後には死に至ると、シンジャは警告する・・・。
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エディ・マーフィが「デイブは宇宙船」(2008)のブライアン・ロビンスと再びコンビを組んだ作品なのだが、実は、2008年に撮影された本作は、試写で酷評されたために4年後にようやく公開された。

冒頭から、エディ・マーフィの真骨頂でもある、マシンガン・トークがさく裂して期待が持てるのだが、魅力的なキャスティングは生かせず、興行的にも、製作費の半分しか稼ぐことができない、残念な結果に終わった。

作品、エディ・マーフィ、脚本がラジー賞にノミネートされてしまい、当然、日本では劇場未公開だった。

言葉の大切さを悟らされる良いストーリーなのだが、トークが売りのエディ・マーフィが、途中から話すことを止めてしまう。
アイデアは買うが、ファンにとっては納得できない内容とも言える作品。

落ち着いた雰囲気で教祖を演ずるクリフ・カーティス、印象に残る演技を魅せる主人公の助手クラーク・デューク、主人公の妻ケリー・ワシントン、ボスのアリソン・ジャニー、母親で大ベテランのルビー・ディー、盲目の老人ジョン・ウィザースプーンなどが共演している。


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