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アポロ18 Apollo 18 (2011)

17号で打ち切りとなったアポロ計画がその後にも任務が実行されたという想定で描く、監督ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴロイド・オーウェンウォーレン・クリスティーライアン・ロビンズ他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ

製作総指揮
ロン・シュミット

マシュー・スタイン
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
ショーン・ウィリアムソン
コーディ・ジーグ
製作
ティムール・ベクマンベトフ

ミシェル・ウォルコフ
脚本:ブライアン・ミラー
撮影:ホセ・ダビ・モンテーロ
編集:パトリック・ルシエ
音楽:ハリー・コーエン

出演
ネイサン”ネイト”ウォーカー:ロイド・オーウェン

ベンジャミン”ベン”・アンダーソン:ウォーレン・クリスティー
ジョン・グレイ:ライアン・ロビンズ
ミッション主席管制官:アンドリュー・エアリー
国防副長官:マイケル・コプサ

アメリカ 映画
配給 ディメンション・フィルムズ

2011年製作 86分
公開
北米:2011年9月2日
日本:2012年4月14日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $17,686,930
世界 $25,562,920


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1969年7月、アポロ11ニール・アームストロングが人類で初めて月面を歩く。

その後も計画は続くが、予定されていた18~20号は予算削減のために中止された。

1972年12月7日に発射された、アポロ17が最後のミッションとなった。

2011年、84時間に及ぶNASAの秘蔵映像がネット上に流れた・・・。
___________

アポロ18クルー、船長ネイサン”ネイト”ウォーカー(ロイド・オーウェン)、月着陸船パイロットのベンジャミン”ベン”アンダーソン(ウォーレン・クリスティー)、司令船パイロットのジョン・グレイ(ライアン・ロビンズ)は、国防総省の極秘任務でに飛び立つ連絡を受ける。

ソ連のミサイル防衛が目的である、国防総省の高性能レーダー装置を搭載したサターン5型ロケットは、表向きは無人で飛び立つことになっていた。
...全てを見る(結末あり)

1974年12月。
アポロ18は発射されて順調に飛行を続け、月着陸船司令船と切り離される。

ウォーカーとアンダーソンはに向かい12月25日、無事、月面に着陸する。

船外活動を始めたウォーカーとアンダーソンは、装置を船外に降ろし、月面車でそれを移動させて設置し、石などを採取して作業を終える。
(クレーターの陰で何かが動く)

船内に戻り睡眠をとり始めた二人は、異様な発信音またはノイズを聞く。

二人は、ヒューストン(ジョンソン宇宙センター)のミッション主席管制官(アンドリュー・エアリー)にそれを連絡し、対処してもらう。
(月面の岩が動く)

翌朝、食事をとろうとした二人は、片付けたずの採取した石が、床に落ちているのに気づき不審に思う。

二度目の船外活動を始めた二人は、装置の場所に向かい作動させる。

その後、二人は、足跡を見つけて周辺を調べて、ソ連の着陸船を発見する。

様子がおかしいことに気づいた二人は船内を調べ、内部が酷く壊されていることを確認する。

飛行士は見つからず、その場には負傷した痕跡も残されていた。

外部を調べていたアンダーソンは、クレーター内部の何かを発見してその場に向かい、そこが、他の地表と異なった感触だということが分かる。

極寒の中、ウォーカーはソ連の飛行士が死亡しているのを発見し、異様な情況に驚きながら月着陸船に戻る。

ウォーカーはそれを管制官に報告し、ソ連の着陸を知っていたかを問い質し、国防総省に連絡させる。

不安を抱えながら二人は睡眠をとるが、ヘルメットが落ちてウォーカーが目覚める。

翌日、アンダーソンは、月面に立てた星条旗が消えていることに気づき、ウォーカーが、ヒューストンに監視映像の確認をする。

映像が乱れたということだったが、二人は、ソ連の飛行士がもう一人いることも考える。

ヒューストン側は、船外活動の時間からしてそれは不可能だと指摘する。

ウォーカーは、国防総省からの連絡を受け、ソ連側が極秘で月着陸を実行した可能性も知らされる。

しかし、安全保障上の問題で、こちらの手の内も見せたくないことも言われる。

情報部の報告で、飛行士が一人であると指摘した国防総省側は、二人に帰還する指示を出す。

ところが、離陸直前でトラブルが発生して制御不能となり、交信も途絶えてしまう。

月面車は倒され、外部の異常に気付いたウォーカーは船外に出て、断熱材の損傷などを確認する。

その後ウォーカーは、地球外生命体らしき足跡を発見し、星条旗はズタズタにされていた。

アンテナを復旧しようとしたウォーカーは異変を感じ、宇宙服からヘルメット内部に何か入ったことに気づき、叫びながら姿を消す。

アンダーソンが船外に出て、倒れていたウォーカーを船内に連れ戻す。

その頃、二人に連絡のとれない司令船のグレイは、彼らの安否を気にするが、ヒューストンも同じ状況だった。

船内で回復したウォーカーは、起きたことをアンダーソンに報告するが、何かがヘルメットに入ったことなどは覚えていなかった。

傷を負っていたウォーカーの治療をしたアンダーソンは、宇宙服やヘルメット内部を調べる。

アンダーソンは、ウォーカーの傷口内部に何かあることに気づきそれを摘出する。

その石のようなものは粉砕し、その直後にヒューストンの声だけは聞こえるが交信はできなかった。

装置がソ連の監視以外の目的の可能性もあり、二人は、自分達が生命体を調べるための囮ではないかと考える。

二人は装置を破壊しようとするが、既にそれは壊された後だった。

ウォーカーは、症状が悪化したために感染したと判断して、アンダーソンを単独で帰還させようとする。

その後、ウォーカーは錯乱状態となり、アンダーソンは着陸船を捨てることを考え、彼を連れて船外に出る。

月面車ソ連の着陸船に向かった二人だったが、取り乱したウォーカーは姿を消す。

横転した月面車は壊れ、アンダーソンはウォーカーを捜しながら着陸船の元に向かう。

アンダーソンはウォーカーを見つけるが、彼はクレーターの中で生命体に襲われる。

その場を逃れたアンダーソンは、ソ連の着陸船にたどり着き、計器を作動させて交信を試みる。

ソ連側と交信できたアンダーソンは、それが国防副長官(マイケル・コプサ)とつながり、帰還できないことを伝えられる。

それを受け入れられないアンダーソンだったが、グレイと交信ができて見捨てられたことを知らせる。

着陸船で離陸してもドッキングは不可能なため、同じ軌道上で宇宙遊泳で司令船に戻ることになったアンダーソンは準備を始める。

そこにウォーカーが現れるが、彼は、ヘルメット内部に入った生命体に殺される。

離陸したアンダーソンだったが、グレイは、国防副長官から感染者の救出を断念するよう命ぜられる。

アンダーソンは軌道に乗るが、船内の石が生命体に変わり襲われ、グレイとの交信が途絶える。
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公式発表では、アポロ計画17で終了した。

グレイは、フロリダの訓練中に死亡、ウォーカーは、沖縄の覇手納沖で墜落死、アンダーソンは東シナ海の飛行中に事故死、いずれも遺体は発見されていない。

アポロ計画では381キロの月の石が持ち帰られ、そのうちの数百が海外の首脳に贈られた。

しかし、多くは盗まれて行方は分からない。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
月面着陸を目的にしたアポロ計画は、予算削減のために17号で打ち切りとなった。
しかし、国防総省の極秘任務で、ソ連ミサイルの対策として、アポロ18がに向けて飛び立つことになる。
1974年12月、船長のウォーカー、月着陸船パイロットのアンダーソン、司令船パイロットのグレイは地球を飛び立ち、月に向かう飛行を続ける。
その後、月に到達したクルーは、ウォーカーとアンダーソンが月着陸船で月面に着陸する。
船外活動を開始した二人は、高性能レーダー装置を設置し、石を採取して船内に戻る。
睡眠中に異音やノイズを確認した二人は、収納したはずの石が床に落ちていることに気づく。
装置を作動させるために、再び船外活動をした二人は、自分達以外の足跡に気づき、何んと、その場でソ連の着陸船を発見するが、飛行士の姿はなかった・・・。
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ネット上で流れたNASAの極秘映像を基に製作された。

アポロ計画自体が捏造であるという、夢のない話もある中で、その逆説として、極秘ミッションが実行されたという話は、また現実味があるとも言える。

製作費500万ドルの低予算作品ではあるが、実際の映像を交えた内容はなかなかリアルであり、サスペンス・ホラー的な要素も含めて、宇宙空間の緊迫感も伝わる、まずまずの仕上がりになっている。
当然ながらNASAの協力は得られなかった。

エンディングで明記されるが、地球に持ち帰られた大量の月の石が、生命体に変身する可能性のあることを暗示させる恐ろしさもある。

アポロ18のクルー、船長のロイド・オーウェン月着陸船パイロットのウォーレン・クリスティー司令船パイロットのライアン・ロビンズ、主席管制官(声)アンドリュー・エアリー国防副長官(声)マイケル・コプサなどが共演している。


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