大ヒット・コメディ・シリーズの第1作。 卒業までに初体験を済ませようとする高校生が巻き起こす騒動を描く、監督ポール・ワイツ、主演ジェイソン・ビッグス、クリス・クライン、トーマス・イアン・ニコラス、エディ・ケイ・トーマス、ユージン・レヴィ他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ポール・ワイツ
製作
クリス・ワイツ
ウォーレン・ザイド
クレイグ・ペリー
クリス・ムーア
脚本:アダム・ハーツ
撮影:リチャード・クルード
編集:プリシラ・ネッド=フレンドリー
音楽:デヴィッド・ローレンス
出演
ジム・レヴェンスタイン:ジェイソン・ビッグス
スティフラー夫人:ジェニファー・クーリッジ
ナディア:シャノン・エリザベス
ミシェル・フラハティ:アリソン・ハニガン
クリス”オズ”オストライカー:クリス・クライン
英語教師:クライド・クサツ
レヴェンスタイン:ユージン・レヴィ
ジェシカ:ナターシャ・リオン
ケヴィン・マイヤーズ:トーマス・イアン・ニコラス
チャック・シャーマン:クリス・オーウェン
マーシャル・コーチ:ローレンス・プレスマン
ヴィクトリア”ヴィッキー”ラトゥム:タラ・リード
スティーヴ・スティフラー:ショーン・ウィリアム・スコット
ヘザー:ミーナ・スヴァーリ
ポール・フィンチ:エディ・ケイ・トーマス
レヴェンスタイン夫人:モリー・チーク
バンド・メンバー:クリスティーナ・ミリアン
二年生:エデン・リーゲル
ジョン:ジョン・チョー
女子生徒:サーシャ・バレス
アルバート:エリック・ライヴリー
スティーヴの弟:イーライ・マリエンタール
女子大生:タラ・サブコフ
ポルノ映画の男優の声:クリス・ワイツ
トム・マイヤーズ:ケイシー・アフレック
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1999年製作 95分
公開
北米:1999年7月9日
日本:2000年7月1日
製作費 $11,000,000
北米興行収入 $102,561,000
世界 $235,483,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
西ミシガン。
イースト・グレート・フォールズ高校の3年生ジム・レヴェンスタイン(ジェイソン・ビッグス)は、友人のクリス”オズ”オストライカー(クリス・クライン)、ケヴィン・マイヤーズ(トーマス・イアン・ニコラス)、ポール・フィンチ(エディ・ケイ・トーマス)と共に、スティーヴ・スティフラー(ショーン・ウィリアム・スコット)の家のパーティーに行くことになっていた。
スティフラーから、そろそろ童貞を捨てろと言われてからかわれたジムらは、その方法を考える。
パーティーは始まり、ジムとケヴィンは、女に関して自信満々のチャック・シャーマン(クリス・オーウェン)の話を聞かされる。
ガールフレンドのヴィクトリア”ヴィッキー”ラトゥム(タラ・リード)と楽しもうとしたケヴィンは、ジムが気するチェコ人のナディア(シャノン・エリザベス)に話しかけようとしていることを知る。
ナディアに近づいたジムだったが、話すことはできなかった。 地味なミシェル・フラハティ(アリソン・ハニガン)らが来たことを知ったスティフラーは、彼女らを追い払う。 女子大生(タラ・サブコフ)を口説くことができないオズは、気落ちする。 ヴィッキーと愛し合うところまで行けなかったケヴィンは、留守中のスティフラーの魅力的な母親(ジェニファー・クーリッジ)の写真をジムと見ながら、とても親子とは思えない。 翌朝、その場で目覚めたジムらは、女の子と部屋から出てきたシャーマンから、自慢話を聞かされる。 ジム、オズ、フィンチは、ケヴィンの提案で、卒業するまでに初体験を済ませることを誓い、プロムの夜にそれを実行する計画を立てる。 失言で気分を害したヴィッキーに許してもらえないケヴィンは、彼女の親友ジェシカ(ナターシャ・リオン)に助言を求める。 ラクロスの選手として活躍するオズがコーラス部にも入ったことを知ったスティフラーは、それをジムとケヴィンに知らせる。 一緒に歌うヘザー(ミーナ・スヴァーリ)に惹かれたオズは、そのことをジムらに話す。 帰宅したジムは、父(ユージン・レヴィ)から男性雑誌を渡され、女性の身体について説明されて戸惑う。 大学生の兄トム(ケイシー・アフレック)に電話をしたケヴィンは、女性を落とすための方法が書かれた資料があることを知らされる。 それを受け継げと言われたケヴィンは、隠してある図書室に向かう。 トムから卒業までには戻すようにと言われたケヴィンは、それを参考にする。 ヘザーと話をしたオズは、互いを知ろうとする。 帰宅したジムは、母(モリー・チーク)が作ってくれたパイとセックスしているところを父に見られてしまう。 チームメイトのスティフラーと共にラクロスの試合に出場したオズは、観戦してくれていたヘザーからプロムに誘われる。 ヘザーは、オズがスティフラーらと共に自分のことを話し、笑っている姿を見て失望する。 ヴィッキーに謝罪したケヴィンは、償いをして許してもらう。 その頃、潔癖症でモテるはずのないフィンチの人気が、女子生徒の間で高まる。 ナディアから声をかけられたジムは、世界史を家で教えてほしいと頼まれたために驚く。 ヘザーからプロムをキャンセルされたオズは、自分のことを笑っていたと言われてしまう。 ナディアの件を知ったスティフラーは、着替えもさせてほしいと言っている彼女の裸をネット中継できるサイトのアドレスをメールで送るようジムに指示する。 コーラスの練習で、デュエットするべきだとヘザーが指導されたため、オズが彼女と組もうとする。 翌日、ウェブカメラをセットしサイトのアドレスをスティフラーらに送ったジムは、父に案内されて現れたナディアを歓迎する。 ナディアに着替えをさせたジムはケヴィンの家に向かい、スティフラーは弟(イーライ・マリエンタール)と共に映像を見る。 服を脱いだナディアの映像に興奮するジムらは、男性雑誌を見つけてもだえ始めた彼女に驚く。 ケヴィンとフィンチから、今がナディアを落とすチャンスだと言われたジムは家に戻る。 シャーマンからの電話で、ジムが全校生徒にメールを送ってしまったことを知ったケヴィンは驚く。 部屋に戻りナディアに声をかけたジムは、服を脱ぐようにと言われたためにそれに従う。 ナディアにベッドに誘われたジムは、興奮して二度も射精してしまう。 翌日ジムは、皆にからかわれながら登校し、何も知らずに話しかけてきたミシェルをプロムに誘うものの、彼女は合宿の話ばかりする。 デュエットのために真剣に練習していたオズを見て許す気になったヘザーは、彼の父が経営するサンドイッチ・ショップに向かう。 バイトで掃除をしていたオズと話したヘザーは、彼と大学のことなどについて語り合う。 プロムの相手に断られ、彼女がフィンチの誘いを待っていることを知ったスティフラーは苛立つ。 そのことを知り不思議に思ったケヴィンは、フィンチに頼まれたジェシカが、200ドルを受け取り彼の噂を流したことを知る。 コーラスの大会とラクロスの試合が同じ日だと気づいたオズは、それをヘザーに話し、本番には出られないが応援に行くことを伝える。 スティフラーは、フィンチのモカチーノに下剤を入れたことをケヴィンに話す。 学校のとトイレは不潔だと言って家に戻るほどの潔癖症だったフィンチは、腹痛のために仕方なくトイレに向かおうとする。 スティフラーに案内されたのが女子トイレだと気づいたフィンチは、大恥をかいてしまう。 ケヴィンに深い関係を迫るヴィッキーは愛を伝え、自分の望みがセックスだと思った彼から、愛は完璧な時に口にしたいと言われ、納得するしかなかった。 合唱コンクール当日、試合で活躍するオズは、ヘザーのことが気になり彼女の元に向かう。 試合より大事なものは君だとヘザーに伝えたオズは、彼女にキスして大会に出場する。 ヘザーとデュエットしたオズは歌い終わり、会場に着いたジムとケヴィンは歓声を上げる。 ジェシカからセックスの話を聞いたヴィッキーは、ケヴィンと愛し合うべきだと言われて決心する。 テスト中にヴィッキーは、プロムの日にセックスすることをケヴィンに伝える。 プロムの夜、ジムは父に励まされて出かける。 ケヴィンは皆の状況を確認し、プレッシャーがかかるジムは苛立つ。 相手がいないフィンチはジェシカに誘われて踊り、スキットルをプレゼントされる。 休憩時間に、シャーマンがウソつきで童貞であることがバレてしまい、不安になると漏らすことも分かる。 皆は、動揺して漏らしたシャーマンから遠ざかる。 スティフラーの家のパーティーに移動しようとしたジムらは、ヴィッキーに愛していと言えるか不安なケヴィンを励ます。 ヴィッキーと共にスティフラーの家の部屋に向かったケヴィンは、クローゼットに隠れていたスティフラーの弟を追い出す。 女の子との経験がないことをヘザーに話したオズは、ケヴィン、ジム、フィンチと卒業までに初体験を済ませようと協定を結んだことを伝える。 ヘザーを誤解させたくないオズは、愛を伝えて理解してもらい、彼女にキスする。 立ち入り禁止の部屋に入ったフィンチは、その場にいたスティフラーの母親と話し、いい雰囲気になる。 ジムは、相変わらずミシェルの合宿の話を聞く。 ヴィッキーとベッドに入ったケヴィンは、愛していると伝える。 ケヴィンとヴィッキー、オズとヘザーは愛し合う。 ミシェルの話が終わったジムは、彼女に誘われて部屋に向かう。 ジムは、実はウェブ映像を見て誘いを受ける気になったというミシェルと愛し合う。 スティフラーの母親と意気投合したフィンチは、彼女と愛し合う。 翌朝、ケヴィンとヴィッキーは、大学生活で離ればなれになるために、違う人生を歩むことについて話をする。 目覚めたジムは、ミシェルがいないために利用されたことに気づく。 母親とフィンチが愛し合ったことを知ったスティフラーは、ショックで気を失う。 ダイナーで反省会を開いたジムらは、次のステップに向かうことを誓い、ドリンクで乾杯する。 その後、ナディアとチャットをしたジムは、ウェブカメラの前でストリップを始める。 ジムの様子を見て驚いた父は何も語らず、踊りながら部屋を出て妻の元に向かう。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「アメリカン・パイ」(1999)
・「アメリカン・サマー・ストーリー」(2001)
・「アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦」(2003)
・「アメリカン・パイ in バンド合宿」(2005)
・「アメリカン・パイ in ハレンチ・マラソン大会」(2006)
・「アメリカン・パイ in ハレンチ課外授業」(2007)
・「アメリカン・パイ in ハレンチ教科書」(2009)
・「アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会」(2012)
*(簡略ストー リー)
西ミシガン。
イースト・グレート・フォールズ高校の3年生ジム、オズ、クリス、フィンチは、卒業するまでに初体験をする協定を結び、そのために計画を立てて実行しようとする。
ガールフレンドのヴィッキーとの関係も進展しないケヴィン以外は相手もいない状況で焦るジムらは、決行日のプロムの夜に向けて様々な方法を試し、相手を捜すのだが・・・。
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前年にヒットした「アンツ」(1998)の脚本を担当したポール・ワイツが、製作を担当する弟クリス・ワイツと組んだ初監督作品。
*クリス・ワイツは「アンツ」の脚本も担当した。
大いに受けた本作は、北米興行収入で約1億ドル、全世界では約2億3500万ドルのヒットとなり、8作が製作される人気シリーズとなった。
*4~7作はスピンオフ作品。
高校卒業までに初体験を済ませようとする、高校生が巻き起こす騒動を描く内容自体に新鮮味はないが、底抜けに明るい各キャラクターによる、健康的な雰囲気で展開する内容は大いに楽しめる。
卒業までに初体験を済ませる協定を結んだシャイな高校生を演ずるジェイソン・ビッグス、ガールフレンド(タラ・リード)はいるものの、その関係がなかなか進展しないために悩むトーマス・イアン・ニコラス、コーラス部に入り相手(ミーナ・スヴァーリ)を見つけるものの、途中で話がこじれて苦労するクリス・クライン、潔癖症過ぎて相手が見つからず、友人(ナターシャ・リオン)に頼んで男らしい噂を流してもらうエディ・ケイ・トーマス、ジム(ジェイソン・ビッグス)といい雰囲気になるチェコ人の女子生徒シャノン・エリザベス、ジムにプロムに誘われる地味な生徒アリソン・ハニガン、ジムの父親を愉快に演ずるユージン・レヴィ、その妻モリー・チーク、自慢ばかりするものの結局はすべてウソだとバレるクリス・オーウェン、主人公の4人をからかうショーン・ウィリアム・スコット、その弟イーライ・マリエンタール、二人の魅力的な母親ジェニファー・クーリッジ、英語教師クライド・クサツ、ラクロス・チームのコーチ、ローレンス・プレスマン、バンド・メンバーのクリスティーナ・ミリアン、二年生の女子生徒エデン・リーゲル、女子生徒のサーシャ・バレス、コーラス部の生徒エリック・ライヴリー(ブレイク・ライヴリーの兄)、女子大生のタラ・サブコフ、冒頭のポルノ映画の男優の声クリス・ワイツ、そして、男子生徒のジョン・チョー、ケヴィン(トーマス・イアン・ニコラス)の兄役でケイシー・アフレックが出演している。