アフリカ系アメリカ人に対する風刺を作品にした作家の心情を描く、製作、監督、脚本コード・ジェファーソン、主演ジェフリー・ライト、トレイシー・エリス・ロス、イッサ・レイ、スターリング・K・ブラウン、ジョン・オーティス、エリカ・アレクサンダー、レスリー・アガムス、アダム・ブロディ、キース・デイヴィッド他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:コード・ジェファーソン
製作
ベン・ルクレア
ニコス・カラミギオス
コード・ジェファーソン
ジャーメイン・ジョンソン
原作:パーシヴァル・エヴェレット”Erasure”
脚本:コード・ジェファーソン
撮影:クリスティーナ・ダンラップ
編集:ヒルダ・ラスラ
音楽:ローラ・カープマン
出演
セロニアス”モンク”エリソン:ジェフリー・ライト
リサ・エリソン:トレイシー・エリス・ロス
シンタラ・ゴールデン:イッサ・レイ
クリフォード”クリフ”エリソン:スターリング・K・ブラウン
アーサー:ジョン・オーティス
コラライン:エリカ・アレクサンダー
アグネス・エリソン:レスリー・アガムス
ワイリー:アダム・ブロディ
ウィリー・ザ・ワンカー:キース・デイヴィッド
ヴァン・ゴー・ジェンキンス:オキエリテ・オナオドワン
ロレイン:マイラ・ルクレシア・テイラー
メイナード:レイモンド・アンソニー・トーマス
ポーラ・バーダーマン:ミリアム・ショール
ジョン・ボスコ:マイケル・シリル・クレイトン
カール・ブラント:JC・マッケンジー
マンデル:パトリック・フィシュラー
ネッド:ライアン・リチャード・ドイル
アメリカ 映画
配給 アマゾン・スタジオ
2023年製作 117分
公開
北米:2023年12月15日
日本:2024年2月27日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $15,013,040
■ アカデミー賞 ■
第96回アカデミー賞
・受賞
脚色賞
・ノミネート
作品
主演男優(ジェフリー・ライト)
助演男優(スターリング・K・ブラウン)
作曲賞
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
作家で大学教授のアフリカ系アメリカ人セロニアス”モンク”エリソン(ジェフリー・ライト)は、人種問題で学生とトラブルを起こして休職することになり、ブック・フェスティバルに出席するために、故郷のボストンに向かう。
ボストンに着いたモンクは、エージェントのアーサー(ジョン・オーティス)からの電話を受ける。
モンクの著書の売れ行きは悪く、出版社は彼の新作の原稿を拒んでいた。
ブック・フェスティバルに参加したモンクだったが、セミナーの参加者は少なかった。
それに対し、ベストセラー小説”ゲットーに生きて”の著者シンタラ・ゴールデン(イッサ・レイ)のインタビュー会場は満席だった。
その後モンクは、病院に勤務する医師の妹リサ(トレイシー・エリス・ロス)に会う。
モンクとリサは、アルツハイマーの兆候を示す母親のアグネス(レスリー・アガムス)の家に向かい、家族の再会を喜び3人で外食する。
翌日モンクは、書店で偶然、出くわしたリサと話していたが、彼女は心臓発作を起こし、病院に搬送されるものの亡くなってしまう
モンクの弟で形成外科医のクリフォード”クリフ”(スターリング・K・ブラウン)は、リサの葬儀に参列する。
家族と共にビーチハウスに向かったモンクは、海岸にリサの遺灰を撒く。
モンクは、疎遠だったクリフが、男性と浮気しているところを妻に見つかり離婚し、薬物依存症だということを知る。
リサの死でショックを受けたアグネスは症状が悪化し、モンクはそれが心配になる。
その後モンクは、向かいに住む弁護士のコラライン(エリカ・アレクサンダー)と出会う。
アグネスを病院に連れて行ったモンクは、検査の結果アルツハイマーと診断される。
モンクは、母の介護費のことなどで苦労しながら、自分の著書に興味を示すコララインと交際を始めるのだが・・・。
2001年に発表された、パーシヴァル・エヴェレットの小説”Erasure”を基に製作された作品。
テレビ界で活躍していたコード・ジェファーソンの、製作と脚本を兼ねた監督デビュー作であり、主演はジェフリー・ライト、トレイシー・エリス・ロス、イッサ・レイ、スターリング・K・ブラウン、ジョン・オーティス、エリカ・アレクサンダー、レスリー・アガムス、アダム・ブロディ、キース・デイヴィッドなどが共演した作品。
各登場人物の個性を見事に引き出すコード・ジェファーソンの演出と脚本と共に、主人公を演ずるジェフリー・ライトは、陰気な主人公を説得力のある演技で抑え気味に演じ、各方面から絶賛された。
第96回アカデミー賞では脚色賞を受賞し、作品、主演男優(ジェフリー・ライト)、助演男優(スターリング・K・ブラウン)、作曲賞にノミネートされた。
主人公の妹である医師トレイシー・エリス・ロス、主人公とは対照的に著書がベストセラーとなる作家イッサ・レイ、主人公の弟で麻薬依存症でゲイのスターリング・K・ブラウン、主人公のエージェント、ジョン・オーティス、主人公と付き合う隣人で弁護士のエリカ・アレクサンダー、主人公の母親レスリー・アガムス、主人公の作品を映画化する映画監督アダム・ブロディ、主人公の著書の登場人物キース・デイヴィッド、同じくその息子として登場するオキエリテ・オナオドワン、主人公の母親の家政婦マイラ・ルクレシア・テイラー、彼女と結婚する警備員レイモンド・アンソニー・トーマス、出版社の編集者ミリアム・ショール、出版社のマーケティング担当マイケル・シリル・クレイトン、書籍協会会長のJC・マッケンジー、主人公と対立する教授のパトリック・フィシュラー、書店の店員ライアン・リチャード・ドイルなどが共演している。