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タイラー・ペリー マデアの家族葬 A Madea Family Funeral (2019)

甥夫婦の結婚40周年パーティーが葬儀となってしまったマデアらが家族の問題に巻き込まれ戸惑う姿を描く、製作、監督、脚本、主演タイラー・ペリーキャッシ・デイヴィスパトリス・ラヴリーシエラ・ペイトン他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:タイラー・ペリー

製作
タイラー・ペリー
オジー・アリュー
ウィル・アリュー
マーク・E・スウィントン
脚本:タイラー・ペリー
撮影:リチャード・ヴィアレット
編集:ラリー・セクストン
音楽:フィリップ・ホワイト

出演
メイベル”マデア”シモンズ/ブライアン・シモンズ/ジョー・シモンズ/ヒースロー:タイラー・ペリー
ベティ・アン”アント・バム”マーフィー:キャッシ・デイヴィス
ハッティ・メイ・ラブ:パトリス・ラヴリー
ロイ:マイク・タイソン
シルヴィア:シエラ・ペイトン
キャロル:KJ・スミス
ウィル:デヴィッド・オトゥンガ
ジェシー:ローム・フリン
AJ:コートニー・バーレル
ヴィアン:ジェン・ハーパー
ルネ:クイン・ウォーターズ
シャーリーン:クリスチャニー・ポーター
ジーア:エアリエル・ミランダ
警察官:ジョエル・ラッシュ
アンソニー:デレク・モーガン
本人:ジョアンヌ・ザ・スキャマー

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2019年製作 109分
公開
北米:2019年3月1日
日本:未公開
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $73,257,050
世界 $74,747,730


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ヴィアン(ジェン・ハーパー)とアンソニー(デレク・モーガン)の子供たちは、自宅で両親の結婚40周年のサプライズ・パーティーを計画する。

二人の娘シルヴィア(シエラ・ペイトン)と夫ウィル(デヴィッド・オトゥンガ)が到着し、長男AJ(コートニー・バーレル)の妻キャロル(KJ・スミス)と両親の友人でメイドのルネ(クイン・ウォーターズ)はパーティーの準備を始め、次男のジェシー(ローム・フリン)はフィアンセのジーア(エアリエル・ミランダ)を待つ。

車いすで現れたヒースロー(タイラー・ペリー)は、孫のシルヴィアらをからかう。

検事である息子ブライアン・シモンズ(タイラー・ペリー)の家にいたジョー(タイラー・ペリー)は、弟ヒースローからの電話に気づく。

その場にいたメイベル”マデア”(タイラー・ペリー)、ベティ・アン”アント・バム”マーフィー(キャッシ・デイヴィス)、ハッティ・メイ・ラブ(パトリス・ラヴリー)から、電話に出るようにと言われたジョーは、気が進まないもののその指示に従い、ヒースローから、招待されていたパーティーのことを訊かれる。
...全てを見る(結末あり)

その後、ブライアンの運転で向かうことになっていた5人は、出発する。

両親ヴィアンとアンソニーが帰って来たことに気づいたシルヴィアらは、サプライズ・パーティーだったために、夜7時に待っていると伝えて二人を見送る。

暫くしてパトカーに止めらえたブライアンは、警官(ジョエル・ラッシュ)に免許証の提示を求められ、その指示に従う。

蛇行運転したので止めただけだと言われたブライアンは、警官の態度が気に入らなかったために抗議しようとするものの、パトカーが走り去っので出発する。

ジーアと電話で話したジェシーは、AJと同じ便だったために一緒に向かうと言われ、兄に代わって彼女のことを頼む。

実はAJとホテルの部屋のベッドにいたジーアは、自分を選べと言う彼と愛し合う。

ホテルに着いたブライアンは、ヴィアンの家に泊めてもらえば安上がりで済むと言うマデアらと口論になる。

隣の部屋の声に聞き覚えがあるAJは、父アンソニーだと気づく。

それを確かめようとしたAJは、出てきたのがルネだったために驚く。

そこに部屋に向かおうとしたブライアンらが現れてAJに気づき、アンソニーがSMプレイの最中に意識を失ったことを知る。

アンソニーが息をしていないために焦るAJは、救急車を呼ばせる。

到着したジーアはジェシーに迎えられ、キャロルからAJのことを訊かれるものの知らないと答える。

ジーアからAJと逸れたと言われたキャロルは、彼が電話にも出ないために不思議に思う。

そこにルネも現れ、シルヴィアから両親と連絡が取れないと言われたために動揺する。

ようやく現れたAJはキャロルに責められ、母と話がしたいと伝える。

そこにヴィアンが戻り、迎えに来ないアンソニーが電話にも出ないことを皆に伝える。

アンソニーは心臓発作を起こし病院にいると話すAJは、驚いた家族と共に病院に向かう。

病院に着き、待合室にいたブライアンらから事情を訊こうとしたヴィアンは動揺する。

ジョーが余計なことを話そうとしたために殴ったマデアは、ブライアンが人工呼吸をしたのでアンソニーは助かったとヴィアンに伝える。

ハッティとジョーが口を挟み、マデアに再び殴られる。

アンソニーがホテルにいたと言うハッティの話に、シルヴィアらは驚く。

そこに医師が現れ、アンソニーが亡くなったことを家族に伝える。

悲しむ家族は家に戻り、マデアらも同行する。

シルヴィアらはアンソニーがホテルにいた理由を知りたがるが、揉め事にならない前にブライアンらはその場を去る。

ブライアンらが何かを隠しているような雰囲気に家族が気づいたために、ルネは子供を迎えに行くと言って去ろうとするが、キャロルから、ヴィアンの顔を見に行ってほしいと言われる。

帰って休むようにとルネに伝えたAJは、車まで送ると言って家を出る。

ルネを責めるAJは、二度と来るなと彼女に伝える。

ヴィアンに話すと言われたルネは、ジーアとのことを知っているとAJに伝える。

ルネから、黙って家に戻らないとキャロルの親の財産が受け取れなくなると言われたAJは、仕方なく指示に従う。

家から出て来たジェシーから、自分は父親同然だと言われたAJは、ジーアとの結婚を決めた彼から付添人を頼まれる。

ウィルと共に父の死を悲しむシルヴィアは、AJの様子がおかしかったことを話す。

キャロルから、ルネと何を話していたのか訊かれたAJは苛立ち、父が死んだことを考えて、放っておいてほしいと伝えて部屋を出る。

その話が聴こえていたジェシーはAJを気遣い、ジーアに兄が落ち込んでいると伝える。

AJからのメールが届き、地下室で会いたいと言われたジーアだったが、ジェシーがいると伝えて断る。

翌朝、朝食の支度をしているルネに気づいたAJは苛立つ。

そこにマデアらが現れ、シルヴィアから、ヴィアンと話してほしいと言われる。

ヴィアンからアーサーのスーツを渡されたマデアは、葬儀社にそれを届けることを頼まれる。

2日以内に葬儀を済ませると言われたマデアは驚き、アーサーの最期のことをヴィアンに話そうとするハッティとバムを追い出す。

ヴィアンと二人で話したマデアは、悲しむ彼女を励ます。

ジェシーの部屋にいたジーアに迫ったAJは、追い払われてしまう。

そこにシルヴィアが現れ、中で何をしていたのか訊かれたAJは、ジーアと話していたと答えて、葬儀が明後日だということを知らされる。

急ぐのは母の希望だと言われたAJは、ルネに不満がある理由を訊かれ、何でもないと答える。

葬儀のことについて家族会議を開いたマデアは、香水の香りでAJとジーアが関係していることに気づく。

とっくに気づいていたと言うジョーに、スーツを届けると伝えたマデアは、バムとハッティと共に葬儀社に向かう。

部屋に向かい、自分に不満があるかをAJに尋ねたキャロルは、父が死んで辛い思いをしているとしか答えてもらえない。

AJと話ができないシルヴィアは、彼とジーアのことが気になることをウィルに話し、二人が関係していると考える。

ウィルは、自分がAJと話してみるとシルヴィアに伝える。

葬儀社でアンソニーの遺体を確認したマデアらは、彼が未だに勃起していることを知り驚く。

AJと話したウィルは、シルヴィアに頼まれたと言ってジーアのことを尋ねる。

部屋にいたことを訊かれたAJは、誤解しているとウィルに伝えるものの、ジーアの香水の香りがすると言われる。

ハグしただけだと言われたウィルは、一応、納得する。

キャロルと話したシルヴィアは、AJがずっと冷たいと言われ、気にしないようにと助言するしかなかった。

葬儀が始まり、式を取り仕切るマデアは、アンソニーの友人や知人を右側の席に移動させるが、参列者した女性全員がそちらに移ったためにブライアンらは驚く。

式は延々と続き、席を移動した女性たちがアンソニーと親密な関係にあったことを知ったヴィアンらは呆れてしまう。

夕方になり、アンソニーのおばシャリーン(クリスチャニー・ポーター)の歌は延々と続く。

その後、棺が自然に開いたために参列者は驚き、マデアは式を終了する。

夜になり、家ではアンソニーを偲ぶ会が行われ、ジョーとヒースローがその場に相応しくない話をするためにマデアが制止する。

ヴィアンはルネに感謝するが、酔ったAJは彼女を非難し、揉め事が始まりそうになる。

これ以上、話を聞きたくないヴィアンは、父親と同じだと言ってAJのことを不満に思い、ルネと二階に向かおうとする。

ホテルでアンソニーと浮気していたことをAJが話してしまったために焦るルネは、ジェシーから帰ってほしいと言われ、それに従おうとするものの、AJがジーアと寝たことをバラしてしまう。

家族は戸惑い、AJから帰れと言われたルネはその場を去る。

ジーアと話し合おうとしたジェシーはAJといがみ合い、シルヴィアとキャロルに制止される。

AJと浮気したことをジーアは認め、もう十分だと言うヴィアンは、アンソニーの浮気で辛い思いをしながら、何十年も頑張ってきたことを子供達に話す。

最低な夫だったが子供たちのために耐えたと言うヴィアンは、父親と同じことをしたAJを責めて、経済力があり子供もいないキャロルに夫を捨てるべきだと伝える。

ジェシーには、父と同じような女を見つけたと伝えたヴィアンは、夫はもういないので自分は人生を取り戻す、子供たちの世話はしないと話す。

翌朝、キャロルがまだいたために話をしたマデアは、AJとは別居すると言う彼女の考えに賛成する。

暫く時間を置き、妻でいたいならナメられないようにするべきだとマデアから助言されたキャロルは、起きて来たAJから謝罪される。

別れたくないと言うAJはマデアに説教され、キャロルは彼を許好きになれない。

出発する準備ができたシルヴィアとウィルは、辛い立場のキャロルに同情する。

去ろうとするジェシーは、もう連絡してほしくないとAJに伝える。

ジェシーに謝罪したAJは、後悔していることを伝える。

家族は大事なので問題は解決するべきだと言うマデアは、AJとキャロルの件も理解し合える時が来ると伝える。

そこにアンソニーからの電話が入ったために皆は驚き、ジェシーが出て、玄関にいるヴィアンからだと分かる。

現れたヴィアンは、新しい恋人が待っているので一緒にラスベガスに行く考えを話す。

反対するAJの話を聞くつもりがないヴィアンは、揉めているようだけど自分には関係ないと言ってその場を去る。

相手を見に行ったマデアらは、逞しいロイ(マイク・タイソン)と共に旅立つヴィアンを見送る。

後は自分たちで解決するようにとシルヴィアらに伝えたマデアは、バムとハッティ、そしてキャロルと共にその場を去る。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
甥のアンソニーとヴィアンの結婚40周年パーティーに招待されたメイベル”マデア”シモンズは、甥のブライアン、その父ジョー、友人バムとハッティと共に出発する。
アンソニーの息子AJは、弟ジェシーの婚約者ジーアと同じ便になり、二人はホテルで愛し合ってしまう。
隣の部屋の声が父アンソニーだと気づいたAJは、それを確かめに行くものの、メイドのルネと浮気していた父が心臓発作で意識不明だと知り焦る。
そこに現れたマデアらは驚き、アンソニーを病院に運ぶものの彼は息を引き取る。
家族の揉め事に巻き込まれたマデアらは、パーティーではなく葬儀に参列することになってしまうのだが・・・。
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タイラー・ペリーが創造した人気キャラクター”メイベル”マデア”シモンズ”が巻き起こす騒動を描く爆笑コメディ・シリーズの11作目であり、シリーズ最終作となった。

製作、監督、脚本、主演のタイラー・ペリーは、新たなキャラクターである叔父のヒースローまで演ずる奮闘を見せる。

今回も、パーティーの招待から葬儀まで執り行うことになる、マデアを中心にした人々が騒動を起こす爆笑コメディなのだが、家族内での二組の浮気が発覚する深刻な問題がテーマであり、説教じみたセリフが多くて疲れてしまう。

相変わらず批評家、観客からも酷評された内容なのだが、シリーズ最終作ということもあり、興行収入は前作(約4800万ドル/世界)を上回る成績を残した。

北米興行収入 $73,257,050
世界 $74,747,730

メイベル”マデア”、その甥ブライアン、その父ジョー、その弟ヒースローの四役を演ずるタイラー・ペリー、ヒースローの孫娘シエラ・ペイトン、その夫デヴィッド・オトゥンガ、長男コートニー・バーレル、その妻KJ・スミス、次男ローム・フリン、その婚約者で彼の兄と浮気するエアリエル・ミランダ、ヒースローの息子で心臓発作で死亡するデレク・モーガン、その妻ジェン・ハーパー、その新しい恋人マイク・タイソン、シモンズ夫妻の友人で夫アンソニーと浮気をするメイドのクイン・ウォーターズ、アンソニーのおばクリスチャニー・ポーター、ブライアンの車を止める警察官のジョエル・ラッシュ、本人役でジョアンヌ・ザ・スキャマーなどが共演している。


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