風変わりなクロスワード・パズル作家の女性がテレビ局カメラマンに一目惚れしてしまった末に、秋起こす騒動を描く、製作、主演サンドラ・ブロック、ブラッドレイ・クーパー、トーマス・ヘイデン・チャーチ他共演、監督フィル・トレイルによる爆笑コメディ。 |
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・サンドラ・ブロック / Sandra Bullock 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:フィル・トレイル
製作総指揮
テッド・フィールド
ニコラス・オズボーン
トレヴァー・エンゲルソン
製作
サンドラ・ブロック
メアリー・マクラグレン
脚本:キム・バーカー
撮影:ティム・サーステッド
編集:ヴァージニア・カッツ
音楽:クリストフ・ベック
出演
メアリー・ホロヴィッツ:サンドラ・ブロック
スティーヴ・ミュラー:ブラッドレイ・クーパー
ハートマン・ヒューズ:トーマス・ヘイデン・チャーチ
ハワード:D・J・クオールズ
ダニー:キース・デヴィッド
エリザベス:ケイティー・ミクソン
アンガス・トラン:ケン・チョン
ソロマン:ホームズ・オスボーン
ホロヴィッツ夫人:ベス・グラント
ホロヴィッツ:ハワード・ヘッセマン
ノーマン・ダーウッド:M・C・ゲイニー
リディア:ルエネル
ヴァスケス:ジェイソン・ジョーンズ
デイヴ:ジョナサン・チェイス
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2009年製作 99分
公開
北米:2009年9月4日
日本:未公開
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $33,860,010
世界 $40,105,540
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
いつも赤いブーツを履いている、クロスワード・パズル作家のメアリー・ホロヴィッツ(サンドラ・ブロック)は、地方紙の”サクラメント・ヘラルド” の編集長ソロマン(ホームズ・オスボーン)の元に向かう。
メアリーは、クロスワードの新作と、掲載回数を増やす提案をソロモンにするが、スペースがないと言われてしまい、休暇を取ることを勧められる。
その後、ある小学校の”職業を考える”という催しに呼ばれたメアリーは、生活が出来るかとか恋人のことを聞かれ、気落ちして居候している両親の家に向かう。
その夜メアリーは、両親(ハワード・ヘッセマン/ベス・グラント)の勧めで、気が進まないままに、ブラインド・デートの相手を紹介される。
ところが、現れたスティーヴ・ミュラー(ブラッドレイ・クーパー)を一目で気に入ったメアリーは、 車に乗った直後に彼に迫ってしまう。 喋り捲るメアリーに困惑するスティーヴは、TV局カメラマンの仕事でボストンに行くといって、彼女の”攻撃”を逃れる。 次回のクロスワードを、スティーヴを題材に作ってしまったメアリーは、それが不評だったことでソロマンからクビを言い渡されてしまう。 ネットワーク・テレビ局”CCN”で働くスティーヴは、アンカーマンを狙うリポーターのハートマン・ヒューズ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)とアシスタントのアンガス・トラン(ケン・チョン)とで、上司ダニー(キース・デヴィッド)に特ダネを逃すなと発破をかけられ取材に向かう。 一方、失意のメアリーだったが、思案した結果、スティーヴをどこまでも追うことを決心し、彼の取材地トゥーソンに向かう。 博学のメアリーは、バスの中で一人で喋り捲っていたため、バスを降ろされ置き去りにされてしまい、通り沿いのカフェに入る。 そこでメアリーは、トゥーソン方面に向かう強面のトラック・ドライバー、ノーマン・ ダーウッド(M・C・ゲイニー)の車に便乗することになる。 そして、目的地のウエスタン・タウンに着いたメアリーは、事件が解決してしまったことを知り、スティーヴらがいるはずのオクラホマ・シティに向かう。 現地に着いたメアリーはスティーヴに再会するが、彼は自分が誘ったと思われ動揺してしまう。 スティーヴは取材に戻り、メアリーは、”第3の脚”を持って生まれた子供の、脚を守る側を応援する、デモ隊のエリザベス(ケイティー・ミクソン)やハワード(D・J・クオールズ)に出会う。 メアリーがこの場にいることを知ったヒューズは、”賛成派”に参加している彼女を利用して、特ダネを手に入れようと考える。 ヒューズはメアリーに接触し、スティーヴが彼女に気があるように触れ込み、彼にアタックさせる。 それを知ったスティーヴは、ヒューズと言い争いになるが、ダニーからの連絡でハリケーンの取材のためにテキサスのガルベストンに向かうよう指示される。 スティーヴらに同行しようとしたメアリーだったが、彼に追い払われてしまう。 しかし、ハワードがメアリーを車でガルベストンまで送ることになり、エリザベスと共に三人は現地に向かう。 その後、スティーヴらが嵐のガルベストンから中継を行っている頃、メアリーらは竜巻に襲われ車を失ってしまう。 スティーヴらの送ってくる映像に満足しないダニーは、彼らをクビにしてライバル局のリポーター、ヴァスケス(ジェイソン・ジョーンズ)を引き抜くことも考え始める。 そんな時、コロラドのシルヴァー・プルムで、子供達が、陥没した地面から古い坑道に落ちてしまう事件が起きる。 現場に向かおうとしたスティーヴらは、偶然メアリーらを見つけ走り去るものの、ヒューズが行き先のメッセージを残す。 メアリー達が到着した時には、幸い被害者もなく子供達は救助された後で、彼女はスティーヴを見つけて安心する。 しかし、スティーヴに駆け寄ったメアリーが、坑道に落ちてしまい大騒動となる。 ダニーは、チャンスとばかりにそれを利用し、スティーヴが”恋人”を助けるドラマを仕立て上げようとする。 無事だったメアリーは、取り残されていた子供を見つけ、地上からの釣り糸にメッセージを付けそれを知らせる。 メアリーは、子供を発見したことで英雄となり、彼女が救助隊に見捨てられた子供を助けに、坑道に飛び込んだのではないかという憶測まで流れる。 スティーヴは、カメラの前でメアリーが恋人だということを否定する。 しかし、スティーヴは、他局がメアリーを変人扱いしているのを知り、彼女を擁護する。 坑道内は一酸化炭素濃度が増し、地割れや地崩れの可能性も高まる。 エリザベスとハワードらは、キャンドルを灯し祈りを捧げ、同じ頃、トラック・ドライバーのダーウッドもメアリーの危機を知る。 メアリーと子供を救おうとする輪は広がり、、ヒューズは彼女の災難が自分のせいだとハワードに非難されてしまう。 その頃、豊富な知識を生かしてメアリーは脱出しようとするが、責任を感じたヒューズが、消防ホースを握り締めて坑道に飛び込んでしまう。 その後、メアリーは、ヒューズと子供と共にトロッコが落下する反動を利用して脱出を試み、見事に地上に達して救助される。 ”サクラメント・ヘラルド”の編集長ソロマンはメアリーのクビを撤回し、CCNのダニーは、ヒューズがアンカーマンになることを確信する。 スティーヴはメアリーに今までの態度を謝罪し、そして彼女は、自分を支えてくれたエリザベスとハワードの元に向かう。 ヒューズはカメラの前で、良識ある者なら、幼い子や独身女性のために、誰でも飛び込んだだろうと謙遜する。 そして、メアリーは彼女を称える人々に囲まれ、最高の幸せを味わう。 その後、ライバルのヒューズにしてやられた他局リポーターのヴァスケスは、ニュースになろうと坑道に飛び込む。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
地方紙のクロスワード・パズルを担当するメアリー・ホロヴィッツは、ブラインド・デートの相手であるスティーヴに一目惚れしてしまう。
メアリーの、過激な行動に面食らったスティーヴは彼女から逃れる。
TV局カメラマンのスティーヴは、アンカーマンを狙うリポーターのヒューズとアシスタントのアンガスと共に、特ダネをものにするために取材現場へと向かう。
一方、スティーヴのことで頭が一杯のメアリーは、彼をクロスワードの題材にした結果、それが不評でクビになってしまう。
失意のメアリーだったが、スティーヴをどこまでも追い続けることを決心し、彼の向った取材現場に向かう・・・。
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製作にも参加するサンドラ・ブロックの意欲作ではあるが、批評家からは酷評され、彼女の作品にしては興行的にも失敗に終わり、日本では未公開になってしまった作品。
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北米興行収入 $33,860,010
世界 $40,105,540
なんと言っても、サンドラ・ブロックが、同じ年に公開された「しあわせの隠れ場所」(2009)で、アカデミー主演賞を受賞したのに加え、直前に公開された本作で、ラジー賞まで受賞するという、”快挙”を成し遂げてしまったことが大いに話題になった。
バカバカしいと言えばそれまでだが、三枚目に徹する、博学でハイテンションのぶりっ子を演ずるサンドラ・ブロックを、それほど真剣に評価する必要はなく、好きな役を自分の製作作品で思い通りに演じられる、大物スターにとやかく言うこともない。
オーソドックスなユーモアとまずまずの特撮、アメリカ人の好む勇気や正義感も盛り込まれた純粋なコメディとして割り切って見れば、肩も凝らずに楽しめる。
結局、主人公と結ばれるのかが曖昧な、美男のテレビ・カメラマンのブラッドレイ・クーパー、クライマックスで男気を見せるリポーター役のトーマス・ヘイデン・チャーチ、アシスタント役のケン・チョン、その上司役キース・デヴィッド、主人公を支えるデモ隊メンバーD・J・クオールズ、ケイティー・ミクソン、ルエネル、地方紙編集長ホームズ・オスボーン、主人公の両親ハワード・ヘッセマンとベス・グラント、強面だが気のいいトラック・ドライヴァーのM・C・ゲイニー、ライバル局リポーターのジェイソン・ジョーンズなどが共演している。