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バーニング・クロス Alex Cross (2012)

謎の殺し屋の殺人事件を追う犯罪心理学者の刑事と同僚の巨悪に対する戦いを描く、監督ロブ・コーエン、主演タイラー・ペリーエドワード・バーンズマシュー・フォックスジャン・レノ他共演のクライム・サスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ロブ・コーエン

製作
ビル・ブロック

ポール・ハンソン
ジェームズ・パターソン
製作総指揮
ジョージ・ファーラ

ステパン・マーティローシアン
レミントン・チェイス他
原作:ジェームズ・パターソンCross
脚本
マーク・モス

ケリー・ウィリアムソン
撮影:リカルド・デラ・ロサ
編集
マット・ディーゼル

トム・ノーブル
音楽:ジョン・デブニー

出演
アレックス・クロス:タイラー・ペリー

トミー・ケイン:エドワード・バーンズ
ピカソ:マシュー・フォックス
ジレス・メルシエ:ジャン・レノ
マリア・クロス:カルメン・イジョゴ
ナナ・クロス:シシリー・タイソン
モニカ・アッシュ:レイチェル・ニコルズ
ブルックウェル署長:ジョン・C・マッギンリー
エリック・ヌネマッカー:ヴェルナー・ダーエン
ジャネル・クロス:ヤラ・シャヒディ
ファン・ヤオ・リー:ステファニー・ジェイコブセン
ダラマス・ホリデー:ジャンカルロ・エスポジート

アメリカ 映画
配給
サミット・エンターテインメント

ライオンズゲート
2012年製作 101分
公開
北米:2012年10月19日
日本:2013年2月16日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $25,739,760
世界 $34,588,410


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
デトロイト
犯罪心理学者でもある刑事アレックス・クロス(タイラー・ペリー)は、妻マリア(カルメン・イジョゴ)と娘ジャネル(ヤラ・シャヒディ)と母親ナナ(シシリー・タイソン)と共に郊外に暮らしていた。

ある日クロスは、マリアの妊娠を知らされて喜ぶ。

殺し屋ピカソ(マシュー・フォックス)は、格闘技で自分の強さを証明し、ある女性ファン・ヤオ・リー(ステファニー・ジェイコブセン)に誘われる。

ファン・ヤオに薬物を投与したピカソは、彼女と護衛ら4人を殺害する。

現場を調べたブルックウェル署長(ジョン・C・マッギンリー)は、クロスと相棒のトミー・ケイン(エドワード・バーンズ)に事件を担当させる。
...全てを見る(結末あり)

クロスは、迎えに行ったケインに、同僚モニカ・アッシュ(レイチェル・ニコルズ)と付き合うことが危険だと、幼馴染みの仲である親友として忠告する。

犯罪心理学の学位を生かせるFBIに移ることと、二人目の子供が生まれることもクロスはケインに知らせる。

現場に着いたクロスは、複数犯だと言うケインに、単独の犯行だと伝える。

クロスは、指を全て切り落とされているファン・ヤオの死体から、犯人が、パソコンのパスワードを聞き出そうとしたと考える。

犯人が描いた”ピカソ”風の絵と、指紋認識装置付きの金庫を見つけた二人は、切り落とされたファン・ヤオの指でそれを開けて、中にあったバックアップ用のハードディスクなどを確認する。

ファン・ヤオの身元やメールアドレスを調べたクロスは、大富豪ジレス・メルシエ(ジャン・レノ)や外資系企業のエリック・ヌネマッカー(ヴェルナー・ダーエン)との関連や、絵に”N”という文字が印されていることに気づく。

ヌネマッカーの元に向かったクロス、ケイン、モニカだったが、既にビル内に侵入したピカソは警備員を射殺する。

クロスに見つかり銃を置いたピカソは爆破を起こし、ケインに銃撃されてその場を逃れる。

事件の全貌が掴めつつあるクロスは、犯人が元軍人で単独行動を好むナルシストであり、誰かを苦しめる目的で人に危害を与えていると考える。

メルシエの屋敷を訪ねたクロス、ケイン、モニカは、その場にいた彼の会社の重役でもあるヌネマッカーに歓迎される。

現れたメルシエと二人で話したクロスは、デトロイトの復興を考える彼の意見を聞いただけだった。

その後、帰宅したモニカがピカソに襲われる。

マリアと食事をしてFBIに移ることなどを話していたクロスは、モニカからの電話を受けてピカソと話す。

モニカが殺された写真を送られたアレックスは、彼が近くにいることと、席に着いたマリアが狙われていることに気づく。

マリアはピカソに狙撃され、クロスの腕の中で息を引き取る。

自分を責める失意のクロスは、マリアの葬儀を済ませ、犯人が使った薬物が、24時間、体を麻痺させて死に至らせることを知る。

それを伝えたケインは、モニカが味わった苦しみを考え犯人に復讐を誓う。

クロスは、母を亡くし悲しむジャネルを慰めて、彼女を固く抱きしめる。

その後、ピカソからの電話を受けたクロスは、邪魔をした罰だと言って、死ぬより辛い目に遭わせたと言われる。

怒りに燃えるクロスは、母ナナの制止を振り切り、犯人に制裁を加えようとする。

警察の証拠保管庫に侵入したクロスとケインは、ある証拠品を奪う。

クロスはギャングのボス、ダラマス・ホリデー(ジャンカルロ・エスポジート)に会い、特殊なヤクをさばく売人の情報を仕入れようとする。

ホリデーの使った証拠品の拳銃を見せたクロスは、彼を脅して売人について聞き出す。

売人を痛めつけたクロスとケインは、ピカソの車などを突き止める。

二人は、ピカソの行き場所に、メルシエも会議で向かうことを知る。

ブルックウェルは、現場付近を閉鎖して爆発物などを調べ、到着したクロスとケインの忠告も聞かずに、二人をクビにする。

メルシエが到着し、ピカソが電車から狙うことにクロスは気づく。

その瞬間、ピカソはロケット弾で建物を攻撃してメルシエらを殺害し電車を降りる。

ピカソの車の居場所を突き止めたクロスとケインは、彼の車に追突する。

負傷したケインを残し、逃げたピカソを追ったクロスは、廃墟の劇場内の天井裏で彼と格闘になる。

叩きのめされ薬を打たれそうになったクロスは、ピカソをナイフで刺す。

天井が崩れて二人は落下しそうになり、クロスはピカソをけり落とし、現れたケインや警官に救われる。

ピカソは落下死して、ケインは全てが終わったことを確認するのだが、クロスはまだ続きがあると答える。

黒幕がメルシエだと気づいたクロスは、バリ島にいる彼に連絡を入れる。

クロスは、ロケット弾で殺されたのが身代わりの部下だったと気づいていたことをメルシエに伝える。

会社の金を横領したメルシエは、それに手を貸したファン・ヤオとヌネマッカーを、ピカソを雇い消したのだった。

ピカソのことを詳しく知らないと言われたクロスは、薬物依存症の愛人が全てを吐いたことを伝え、メルシエは、地元捜査官に逮捕される。

その場には二キロのヘロインが隠されていて、麻薬密輸罪に問われるメルシエが、現地の法律で銃殺刑になることをクロスは伝える。

クロスを送り届けたケインは、自分もFBIに挑戦してみることを伝える。

売り物件になっていた家に入ろうとするクロスは、家族の元に戻る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
デトロイト
犯罪心理学者でもある刑事アレックス・クロスは、妻マリアから妊娠を知らされて喜ぶ。
ある殺人事件を、幼馴染みでもある相棒ケインと担当したクロスは、被害者が、大富豪メルシエと外資系企業のヌネマッカーと関係していたことを知る。
ヌネマッカーと会ったクロスらだったが、殺し屋ピカソが既にその場に侵入していた。
ピカソは、ヌネマッカー殺害に失敗してその場を逃れる。
そしてピカソは、邪魔者であるクロスとその家族の命を狙う・・・。
__________

2006年に発表された、ジェームズ・パターソンの小説”Cross”を基に製作された作品。

本国アメリカでは、日本で考えられないほどの人気を誇るタイラー・ペリーの主演作であり、多才な彼の魅力を楽しめる作品ではある。

知的でもある巨漢(196cm)のタイラー・ペリーは、周囲を圧倒する存在感で犯罪捜査に挑む。

しかし、内容自体にそれほど緊迫感もなく、ロブ・コーエンの演出他、脚本も平凡で、期待の主演タイラー・ペリーも、ラジー賞にノミネートされてしまった。

何か錯覚を起こさせようとしているような、いかにも安っぽい邦題も気になり、出演者を確認しなければ鑑賞しようとは思えない。

共演者はなかなか豪華で、主人公の幼馴染みである相棒役のエドワード・バーンズ、謎の殺し屋役マシュー・フォックス、市民派の大富豪ジャン・レノ、主人公の妻役カルメン・イジョゴ、母親役シシリー・タイソン、主人公の同僚役レイチェル・ニコルズ、警察署長ジョン・C・マッギンリー、外資系企業のオーナー、ヴェルナー・ダーエン、同じくステファニー・ジェイコブセン、主人公の娘役ヤラ・シャヒデ、ギャングのボス、ジャンカルロ・エスポジートなども共演している。


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