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チャールズ・スワン三世の頭ン中 A Glimpse Inside the Mind of Charles Swan III (2013)

恋人にフラれたグラフィック・デザイナーの諦めきれない気持ちと妄想で混乱する姿を描く、フランシス・フォード・コッポラの息子ロマン・コッポラが製作、監督、脚本、主演チャーリー・シーンジェイソン・シュワルツマンビル・マーレイパトリシア・アークエットメアリー・エリザベス・ウィンステッドダーモット・マローニースティーヴン・ドーフ他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ロマン・コッポラ

製作:ロマン・コッポラ
脚本:ロマン・コッポラ
撮影:ニック・ビール
編集:ロバート・シェイファー
音楽
リアム・ヘイズ

ロジャー・ネイル

出演
チャールズ・スワン3世:チャーリー・シーン

カービー・スター:ジェイソン・シュワルツマン
サウル:ビル・マーレイ
イヴァナ:キャサリン・ウィニック
イジー・スワン:パトリシア・アークエット
マーニー:オーブリー・プラザ
ケイト:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
医師:ダーモット・マローニー
スティーヴン:スティーヴン・ドーフ
カレン:コリーン・キャンプ

アメリカ 映画
配給
A24

FilmBuff
2013年製作 85分
公開
北米:2013年2月8日
日本:未公開
北米興行収入 $45,350


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1970年代、カリフォルニア
グラフィック・デザイナーとして成功している女好きのチャールズ・スワン3世(チャーリー・シーン)は、恋人イヴァナ(キャサリン・ウィニック)にフラれてしまう。

彼女の大量の靴を捨てに行ったチャールズは、誤って車ごと崖を下り、他人の家のプールに落ちてしまう。

病院に運ばれたチャールズは、イヴァナのことが忘れられず妄想に耽っていたが、妹のイジー(パトリシア・アークエット)に仕事のことを考えるよう言われる。

ミュージシャンで親友のカービー・スター(ジェイソン・シュワルツマン)なども登場する妄想が収まらないチャールズは、会社の幹部サウル(ビル・マーレイ)から、経営状態が最悪だと知らされる。
...全てを見る(結末あり)

その後もチャールズは、妄想の中でイヴァナや部下マーニー(オーブリー・プラザ)に殺されそうになりサウルに助けられる。

医師(ダーモット・マローニー)から異常がないことを伝えられたチャールズは退院して家に戻る。

当然、イヴァナが幻覚として現れるが、チャールズは、ベッドに寝ていたサウルに気づき、妻カレン(コリーン・キャンプ)とうまくいかない彼に、部屋を貸していたことを思い出す。

翌朝、出社したチャールズは、イヴァナの姉が荷物を取りに来ることを知らされる。

姉に電話をしたチャールズは、イヴァナが男優とスキーに行くことを知り苛立つ。

イジーは、その件で愚痴をこぼすチャールズを非難する。

作家であるイジーは、新作の出版を断られてショックを受けていた。

そんなことも知らずに、自分のことしか考えていなかったチャールズはイジーを慰め、出版社を許さないことを伝える。

チャールズは、イヴァナの荷物に盗聴器を隠して、スキーと共にそれを取りに来る姉に渡そうとする。

出版社に向かったチャールズは、玄関の窓を割り警備員と警察に追われ、タクシーでその場から逃走する。

イヴァナの家に向かったチャールズは、盗聴しながら、彼女が男と愛を語り合っている姿を目撃する。

それに気づいたイヴァナは、舞台の稽古をしていた俳優スティーヴン(スティーヴン・ドーフ)と表に出る。

スティーヴンを部屋に戻したイヴァナは、未練を語るチャールズを批判しつつも、同じ時間を過ごせたことに感謝して別れを告げる。

イヴァナに靴を返して欲しいと言われたチャールズは、それを約束する。

クリスマスのパーティー会場に向かったチャールズは、警察が来たことをイジーから知らされ、自分のためにしてくれたと感謝され、車は盗まれたことにしたと言われる。

サウルから、会社の経営が何とかなりそうだと言われたチャールズは、彼と妻カレンがギリシャ旅行に行くことを知り安心する。

皆と楽しい時を過ごしたチャールズは、アルバムの表紙のアイデアが浮かんだことをカービーに伝える。

チャールズは事故を起こした崖に向かい、木の枝に引っかかっていたイヴァナの靴の入った袋を、再び崖下に投げ捨てる。

海岸に向かったチャールズは、スタッフと共にカービーのアルバムの表紙の撮影を済ませる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1970年代、カリフォルニア
グラフィック・デザイナーで女好きのチャールズ・スワン3世は、恋人イヴァナにフラれてしまう。
失意のチャールズは、イヴァナの靴を捨てに行くが、誤って事故を起こし病院に運ばれる。
その後もイヴァナを忘れられないチャールズは、彼女の妄想に耽るが、妹イジーに仕事のことを考えるよう言われる。
更にチャールズは、会社の患部サウルから、経営状態が最悪だと知らされる。
退院したチャールズは、様々な問題を抱えながら仕事に復帰しようとするが、イヴァナのことが忘れられない・・・。
__________

フランシス・フォード・コッポラの息子ロマン・コッポラが、1970年代をカルト的に描いた作品。

しかし、主人公のような人物が、恋愛の悩みで妄想に耽るのは、一般的に珍しいことでもなく、その心の中を探るという内容も特別なものでもない。

1970年代を懐かしく思える者にとっては、まずまず興味深い作品で、トラブルの多いチャーリー・シーンが、本人を演じているような役柄、脇を固める出演者には注目。

しかし、劇場公開されたとは言えない程度の作品で、当然、日本では劇場未公開に終わった。

主人公の友人でミュージシャンのジェイソン・シュワルツマン、会社の患部ビル・マーレイ、その妻役コリーン・キャンプ、主人公の元恋人キャサリン・ウィニック、主人公の妹パトリシア・アークエット、主人公の部下オーブリー・プラザメアリー・エリザベス・ウィンステッド、医師役のダーモット・マローニー、俳優役のスティーヴン・ドーフなどが共演している。


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