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アフターマス Aftermath (2017)

妻と娘を航空事故死で亡くした男性と事故に関係した管制官の苦悩を描く、監督エリオット・レスター、製作、主演アーノルド・シュワルツェネッガースクート・マクネイリーマギー・グレイスグレン・モーシャワーマーティン・ドノヴァン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

アーノルド・シュワルツェネッガー / Arnold Schwarzenegger 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:エリオット・レスター
製作
スコット・フランクリン
ランドール・エメット
エリック・ワトソン
ジョージ・ファーラ
ピーター・ディールバート
アーノルド・シュワルツェネッガー
ダーレン・アロノフスキー
製作総指揮
マーティン・リチャード・ブレンコウ
マーク・スチュワート
ハビエル・グヨン
ウェイン・マーク・ゴッドフリー
ロバート・ジョーンズ
バリー・ブルッカー
スタン・ワートリーブ
テッド・フォックス
スティーヴン・サクストン
ヴァンス・オーウェン
脚本:ハビエル・グヨン
撮影:ピーテル・フェルメール
編集:ニコラス・ウェイマン=ハリス
音楽:マーク・トッド

出演
ローマン・メルニック:アーノルド・シュワルツェネッガー
ジェイコブ”ジェイク”ボナノス:スクート・マクネイリー
クリスティーナ・ボナノス:マギー・グレイス
サミュエル・ボナノス:ジュダ・ネルソン
サミュエル・ボナノス(青年期):ルイス・プルマン
マット:グレン・モーシャワー
テッサ・コルベット:ハンナ・ウェア
サーブ:モー・マクレー
ロバート:マーティン・ドノヴァン
ジェームズ・ガリック:ラリー・サリヴァン
ジョン・ガリック:ケヴィン・ゼガーズ
イヴ・サンダース:マリアナ・クラヴェーノ
航空会社の社員:テリ・クラーク・リンデン
シェリー:ジョイ・エリザベス・コリガン

アメリカ 映画
配給 Lionsgate Premiere
2017年製作 92分
公開
北米:2017年4月7日
日本:2017年9月16日
製作費 $10,500,000
世界 $840,810


ストーリー
建設作業員のローマン・メルニック(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、妻のオレーナと妊娠中の娘ナディヤが、キエフからニューヨーク経由で到着するのを楽しみにしていた。
ローマンは、上司のマット(グレン・モーシャワー)から、早退して家族と過ごすようにと言われたために空港に向かう。
航空会社の別室に案内されたローマンは、担当者のイヴ・サンダース(マリアナ・クラヴェーノ)から、妻と娘を乗せた112便が事故に遭い、生存者はいない可能性が高いことを知らされる。
ショックを受けたローマンは、何も考えることができなかった。
__________
航空管制官のジェイコブ”ジェイク”ボナノス(スクート・マクネイリー)は、妻クリスティーナ(マギー・グレイス)と息子サミュエル(ジュダ・ネルソン)と共に幸せな日々を送っていた。
事故の夜、勤務中のジェイクは、同僚がコーヒーブレイクだったために、彼の仕事もすることになる。
電話回線のメンテナンスで他の空港と連絡ができなくなり、ジェイクは、112便と別の便がレーダーから消えたために、2機が衝突したと考えて動揺する。
上司のロバート(マーティン・ドノヴァン)に呼ばれたジェイクは、2機が衝突して墜落し、生存者はいないだろうということを知らされ、ショックを受けて泣き崩れる。
取り調べを受けたジェイクは、責任は問われないものの、自分自身を責めて苦悩し、クリスティーナに連絡をすることもできない。
帰宅したジェイクは、事故のことを知ったクリスティーナと抱き合う。
今回の事故で、乗客乗員271人全員が死亡したことが報じられ、ローマンは、墜落現場に向かいボランティアを装う。
ローマンは、娘ナディアのネックレスと遺体を見つけて悲しみ、妻オレーナの遺体も発見される。
ジェイクは、住民らの嫌がらせを受けながら家に閉じこもり、クリスティーナは、現実を受け入れない彼と衝突するようになる。
オレーナとナディアを埋葬したローマンは、訪ねて来たジャーナリストのテッサ・コルベット(ハンナ・ウェア)を無視するが、事故の真実についてを本にしようとする彼女が、以前の事故の記事を置いていったことに気づく。
クリスティーナは、サミュエルと共に姉の家に行くことをジェイクに伝えて納得させる。
護身用に銃を手に入れたジェイクは、久しぶりに空港に向かうが、マスコミに追われる。
ロバートと話したジェイクは、退職して引っ越し、名前を変えて新しい人生を送ることを勧められる。
航空会社を訴えていたローマンは、会社の代理人の弁護士ジェームス・ガリック(ラリー・サリヴァン)と弟ジョン(ケヴィン・ゼガーズ)に会う。
ローマンは、精神的サポートのための医療費を航空会社が負担する他、妻と娘を失ったことに対して、それぞれ8万5000ドルと7万5000ドルの損害賠償を支払うという契約書のサインを求められる。
会社側の謝罪がないことに納得しないローマンは、サインを拒む。
墜落機の機長の責任も疑われる中、事故時の管制官ジェイクの存在を知ったローマンは、テッサに会い、協力を求めてジェイクを捜そうとするのだが・・・。


解説 評価 感想

2002年に実際に起きた、”ユーバーリンゲン空中衝突事故”に基ずくドラマ。

テレビ界でも活躍するエリオット・レスターが監督し、製作を兼ねる主演はアーノルド・シュワルツェネッガースクート・マクネイリーマギー・グレイスグレン・モーシャワーマーティン・ドノヴァンなどが共演した作品。

妻と娘を航空事故死で亡くした男性と事故に関係した管制官の苦悩を描くドラマ。

アクションスターのアーノルド・シュワルツェネッガーが、最愛の妻と娘を失い苦悩する主人公をシリアスに演ずる演技は注目で、事故時の管制官であり、責任を感じながら破滅しそうになるスクート・マクネイリーの好演も見どころの作品。

事実を基にした物語だが、主人公のモデルとなったヴィタリー・カロエフは、関係者からの謝罪は一切求めず、さらに、管制官のピーター・ニールセンは、反省するどころか傲慢な態度で対応したと発言し、事実を歪曲してると言って本作を批判した。

苦しむ管制官の夫を支える妻マギー・グレイス、その息子ジュダ・ネルソン、その青年期ルイス・プルマン、主人公の上司グレン・モーシャワー、主人公に協力するジャーナリストのハンナ・ウェア、航空会社の関係者モー・マクレー、ジェイク(スクート・マクネイリー)の上司マーティン・ドノヴァン、航空会社側の弁護士ラリー・サリヴァンケヴィン・ゼガーズ、航空会社の代理担当者マリアナ・クラヴェーノ、航空会社の社員テリ・クラーク・リンデンジョイ・エリザベス・コリガンなどが共演している。


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