アドリフト Adrift (2018)

同じ気持ちのタミーは、リチャードから食事に招待され、ベジタリアンだということを伝えてヨットに招かれる。

食事をしながら航海のことを訊かれたリチャードは、様々な話をして、数日で幻を見始めるとタミーに伝える。

その後、セーリングに誘われたタミーは、リチャードと惹かれ合うようになる。
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リチャードを捜すタミーは、遭難信号を送ろうとするものの、無線機は壊れていた。

動揺するタミーは絶望するが、ディンギーがないことに気づき、リチャードがそれに乗り無事でいる可能性を考える。

タミーは、ヨットの破損個所を修理し、壊れたポールを立ててジブを張り、船内の海水をポンプで排出する。

その後、ディンギーにしがみつくリチャードを見つけたタミーは、彼を助けてヨットに連れ戻す。
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リチャードと楽しい日々を過ごしていたタミーは、彼からもらったフランジパニ（プルメリア）を髪に飾りながら、家族のことなどを話す。

高校を卒業と同時に家を飛び出し旅に出たタミーは、様々なことを経験して今に至るとリチャードに話す。
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左足に重傷を負い肋骨を骨折したリチャードは苦しむが、タミーが介抱して励ます。
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タミーと市場にいたリチャードは、日本への船旅を計画する。

その場で友人のピーター・クロンプトン（ジェフリー・トーマス）と妻クリスティーン（エリザベス・ホーソーン）から声をかけららたリチャードは、タミーを紹介してカフェに誘われる。

ロンドンに戻ることになったピーターとクリスティーンは、所有する豪華なヨット”ハザーニャ”を、サンディエゴに回航してほしいとリチャードに頼む。

1万ドルとファーストクラスの航空券が謝礼だと知ったリチャードは、タミーのチケットもつけてもらえることでそれを受ける。
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漂流2日目

捜索隊が来る様子もなく、船も飛行機も通らない場所だと考えるタミーは死を覚悟するものの、リチャードに励まされる。
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帰国したくないタミーはリチャードに同行するか迷うが、彼から離れたくないと言われ、2人でハザーニャを見に行く。
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タミーは、針路を変えて2000マイル離れたハワイに向かうことを考え、リチャードを納得させる。
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ピーターとクリスティーンと共に食事をしたリチャードとタミーは、航海のことを考えながら楽しみにする。

母に帰国するという手紙を書いたタミーは、ディブに別れを告げてリチャードと出航する。
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額の傷を縫ったタミーは、飲み水が残っていることに気づき、残りの食料を確認する。

漂流5日目

針路が60マイルズレていることに気づいたタミーは、ラダーに絡まっているジブを何とか外す。

漂流10日目

日焼け止めクリームを見つけたタミーは、それをリチャードの顔に塗り、彼の傷口を消毒する。

水や食料が残り少なくなり、リチャードから魚を獲ることを勧められたタミーは、生き物を殺したくないと伝える。

リチャードのことを考え、仕方なく海に潜ったタミーだったが、魚を獲ることはできなかった。

その後、雨が降り出し、当面の飲料水は確保できた。

漂流18日目

酒を見つけたタミーは、リチャードと共にそれを飲み、至福の時を過ごす。

リチャードから、出会わなければ君は無事だったと言われたタミーは、かけがえのいない思い出もできなかったと彼に伝える。
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リチャードからプロポーズされたタミーは、それを受け入れ、手作りの指輪をはめてもらう。
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漂流29日目

大型貨物船に気づいたタミーは、照明弾を発射するものの気づいてもらえず、幻覚かと思う。
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海が荒れ始め、熱帯低気圧が発生したことを知ったリチャードは、遭遇する前に収まるか心配する。

タミーから北に向かうことを提案されたリチャードは、警戒しながら嵐に備える。
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漂流33日目

朝焼けの空に気づいたタミーは嵐を警戒し、高熱のリチャードのために雨よけを作るが、ただのスコールだった。
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”ハリケーン・レイモンド”はカテゴリー4となり、リチャードは、タミーに”EPIRB/イーパブ”（非常用位置指示無線標識装置）を用意させる。

落ちそうになったタミーを助けたリチャードは、船室に入るよう指示する。

激しい衝撃と共にリチャードは海に投げ出され、沈んでいく。
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絶望するタミーは、リチャードに”もう行っていい、愛している・・・”と伝える。

リチャードの幻覚は消え、タミーは、”数日で幻を見始める”と言った彼の言葉を思い出す。

魚を獲ったタミーは、それを生のまま食べて飢えを凌ぐ。

漂流41日目

嵐の前に現れた鳥が戻り、どこから来たのかと考えたタミーは、前方の陸を確認する。

タミーは、近づく船に向かい照明弾を発射し、警笛に応えて手を振り叫び声をあげる。

救助されたタミーはタヒチに戻り、マヤルガに向かう。

タミーは、リチャードと過ごした日々を思い出して涙し、枯れたフランジパニに気づく。
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リチャード・シャープは、ハリケーン・レイモンドに遭遇して波にのまれ、33歳で死亡した。

41日間独りで生き延びたタミー・オールダムは、24歳だった。

リチャードの”生きなさい”という声が聴こえた、生きようとさせてくれたと考えるタミーは、航海をやめていない。