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遠い喇叭 A Distant Trumpet (1964)

先住民討伐隊の砦に赴任した新任士官の苦闘を描く、監督ラオール・ウォルシュ、主演トロイ・ドナヒュースザンヌ・プレシェットジェームズ・グレゴリーダイアン・マクベインクロード・エイキンス,ウィリアム・レイノルズ他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:ラオール・ウォルシュ

製作:ウィリアム・H・ライト
原作:ポール・ホーガン”A Distant Trumpet”
脚本:ジョン・ツイスト
撮影:ウィリアム・H・クローシア
編集:デヴィッド・ウェイジェス
音楽:マックス・スタイナー

出演
マシュー・ハザード少尉:トロイ・ドナヒュー
キティ・メインウェアリング:スザンヌ・プレシェット
テディ・メインウェアリング中尉:ウィリアム・レイノルズ
アレキサンダー・クエイント少将:ジェームズ・グレゴリー
ローラ・フレリーフ:ダイアン・マクベイン
シーリー・ジョーンズ:クロード・エイキンス
砦の軍医ジャドソン・プラット
クローガー軍曹:ラリー・ウォード
陸軍長官ケント・スミス
ハイラム・プレスコット少佐:バートレット・ロビンソン
クランショー二等兵:ボビー・ベア

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1964年製作 117分
公開
北米:1964年5月27日
日本:1964年5月20日
北米興行収入 $1,200,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
先住民討伐で騎兵隊の指揮を執るアレキサンダー・クエイント少将(ジェームズ・グレゴリー)は、国境を前に追跡を諦める。

その後、ウエストポイントの教鞭に立ったクエイントは、士官候補生のマシュー・ハザード(トロイ・ドナヒュー)らを前に最後の講義を終える。

1883年、アリゾナ準州
ウエストポイントを卒業したハザード少尉は、デリヴァリー砦に赴任するため駅馬車を降りて、迎えに来たクローガー軍曹(ラリー・ウォード)らと共に出発しようとする。

信頼するアパッチのスカウト、ホワイト・クラウドを馬車に乗せようとしないクローガーを指示に従わせたハザードは先を急ぐ。

砦に着いたハザードは、指揮官のテディ・メインウェアリング中尉(ウィリアム・レイノルズ)に命令書を渡す。
...全てを見る(結末あり)

ハザードがウエストポイントを首席で卒業したことを知ったメインウェアリングは、自分はハイラム・プレスコット少佐(バートレット・ロビンソン)が赴任するまでの代理だと伝える。

規律を重んじ自分の任務をわきまえるハザードに、要請した馬を引き取りに行くことを伝えたメインウェアリングは、その間の砦の指揮を彼に任せる。

宿舎に案内されるハザードは、軍医のセドリック・グレイ大尉(ジャドソン・プラット)から声をかけられて挨拶する。

グレイから、砦とは名ばかりで無防備だと言われたハザードは、彼に歓迎されて宿舎に向かう。

現れたメインウェアリングの妻キティ(スザンヌ・プレシェット)からゼラニウムの鉢を預かることになったハザードは、水をやってほしいと言われる。

ワシントンD.C.に里帰りすると言うキティは、夫も留守にするので鉢を預かってほしいとハザードに伝えて、2年前に赴任してきた時に、この部屋に住んでいたことを話す。

世間話をしたキティは、飾ってあった女性の写真を気にするが、ハザードから独身だと言われる。

ハザードは、その場を去るキティの旅の無事を願う。

翌日、ハザードに後を任せたメインウェアリングは、部隊と共に出発する。

その後、部下と共に木の伐採に出かけたハザードは、アパッチに襲われるものの何とか逃げる。

砦に戻る途中、旅立ったキティの馬車が暴走するのを目撃したハザードは、それを追う。

馬車を止めたハザードは、アパッチが近づくことに気づく。

キティを馬に乗せて馬車を暴走させたハザードはその場を離れ、アパッチがそれを追う様子を見ながら、彼女に何があったのか尋ねる。

待ち伏せされて護衛は殺されたことを知ったハザードは、キティと共に砦に向かう。

伐採隊が砦に戻り、クローガーから大軍に襲われたという報告を受けたグレイは、彼らがハザードを見捨てて逃げて来たことに気づくものの、それ以上は追及しなかった。

雨になり、岩場の洞窟で休むことにしたハザードは、火を焚いてキティの服を乾かす。

砦に戻れるか尋ねるキティは、不安ではないが、自分は孤立しているとハザードに話す。

あなただけが例外で優しくしてくれると言うキティは、明日になれば日常の生活に戻るので、互いの気持ちは胸にしまうと伝えながらも、彼とキスする。

翌日、キティと共に砦に戻ったハザードは、生存者は彼女だけだとグレイに伝える。

伐採隊を襲ったアパッチが大軍だったと、クローガーが言っていたとハザードに伝えたグレイは、実際には少人数だったことを知る。

新兵を鍛え直してほしいと言われたハザードは、問題は訓練と規律であり、まともな部隊にしてみせるとグレイに伝える。

兵士を集合させたハザードは、徹底的に鍛えると言って訓練を開始し、その様子を見守るグレイは、厳しい彼を頼もしく思う。

兵舎に戻ったハザードは、その場にいたキティが、荷物から見つけた女性の写真を並べたことに気づく。

過去の思い出だと言って、クエイント将軍の姪ローラ・フレリーフ(ダイアン・マクベイン)の写真以外は暖炉に捨てたハザードは、ローラは特別に扱うが、深い意味はないとキティに伝える。

寄り添うハザードが手に触れたためにそれを拒んだキティは、砦に戻った現実を踏まえ、恋人と夫がいる身であることを考えて行動するべきだと伝える。

ラッパは定時に吹かれると言うキティに、気持ちは変わらないと伝えたハザードは、同じ思いだが危険だと考える彼女にキスする。

その後も厳しい訓練は続き、娼婦を連れて現れた商人のシーリー・ジョーンズ(クロード・エイキンス)を追い払おうとしたハザードだったが、自分を子ども扱いする彼に相手にされない。

あくどい商売をするシーリーだったが、兵士には休息をとる権利があり砦の外は管轄外だと言うグレイの考えに、ハザードは従うしかなかった。

兵士達は女を相手に大いに楽しみ、ハザードは、キティと共にその様子を見守る。

シーリーを射殺することを提案されたハザードは、偶然、弾が当たることもあり得ると彼女に冗談を言う。

翌日、ハザードは、シーリーの幌馬車の前で砲撃訓練を始める。

危険なのでこの場を去れとシーリーに警告したハザードは、無視する彼の前で容赦なく砲撃を命ずる。

幌馬車も標的にされたために、シーリーと女達はその場から逃げる。

警告はしたと言うハザードは、シーリーらは自主的に避難したとグレイに伝える。

ホワイト・クラウドを侮辱してからかうクローガーを制止したハザードは、自分を侮辱した彼を兵卒に降格する。

従おうとせずに襲い掛かって来たクローガーを、ハザードは殴り倒して営倉に入れる。

騒ぎのことを知ったキティはハザードの部屋に向かい、厳し過ぎると意見するものの、兵士が軍人としての自覚が足りないと言われる。

任務が命でありそれを愛しているようだと言うキティは、他の愛もあると考えるハザードに、軍人の妻は違うと伝える。

南北戦争で戦死した父は名誉勲章を授与された最初の一人だと話すキティに、ハザードは、最も欲しい物だと伝える。

そのため軍には頭が上がらないと言うキティは、結婚も同じで、愛はなかったとハザードに伝える。

ハザードに初恋の相手だと伝えたキティは愛を告げて、思ってくれるだけで十分だと言いながらキスする。

翌日、クローガーが女と逃げたということを知らされたハザードは、グレイの命令で捜索隊と共に出発する。

アパッチに生き埋めにされてアリに食い殺されたクローガーと女を見つけたハザードは、二人を埋葬して犯人を追う。

野営をして眠っていたハザードは、歩哨のクランショー二等兵(ボビー・ベア)が逃げたことを知り、ホワイト・クラウドに追跡させる。

連れ戻されたクランショーは、クローガーらの残虐な殺され方を見て怖くなったことをハザードに伝えるものの逮捕される。

砦に戻ったハザードは、クランショーを営倉に入れるよう指示して、指揮官のプレスコットが着任していることを知らされる。

挨拶に来たハザードに報告は書面にすることを指示したプレスコットは、妻のジェシカを紹介する。

プレスコットと妻は、あることをハザードに秘密にしていた。

兵舎に向かったハザードは、その場にローラがいたために驚く。

自分の写真が飾ってあったために喜ぶローラは、食事をする予定のプレスコット夫妻が、結婚の準備をしてくれていることをハザードに伝える。

ハザードは戸惑い、ローラはキティを見かける。

ジェシカから、アパッチの襲撃の恐れがあり教会に向かうのは難しいので、焦らずに気長に待つことだと言われたローラは、キティの存在を気にする。

そこにキティが現れ、面識のあるローラとキティは牽制し合う。

罰を受けたクランショーは不名誉除隊となり、ハザードに脱走兵の焼き印を押される。

それを見てハザードを頼もしく思うローラは、キティから、自分も軍人の妻であり、これが軍だと言われる。

ローラは、その通りであり、あなたには夫がいるとキティに伝える。

その後、メインウェアリングに同行した兵士が死体で戻り、背中にはアパッチの矢が刺さっていた。

プレスコットに命ぜられたハザードは、捜索隊と共に出発する。

捜索隊が戻らないことを心配するキティと話したローラは、軍人の妻としての心構えを尋ねる。

戻ることを祈るだけだと答えるキティが、ハザードの話をしていると思ったローラは、すべての兵士の話だと言われたために謝罪する。

夫以外に思う人がいるように感じたと嫌味を言い残し、ローラはその場を去る。

幌馬車を見つけたハザードは、メインウェアリングと兵士の死を確認し、埋葬班を残して捜索を続ける。

休息するアパッチに襲い掛かり馬を奪い返したハザードは、捜索隊と共に砦に戻る。

アパッチが牧場から盗んだ馬もいることをプレスコットに報告したハザードは、メインウェアリングらは全滅したと伝える。

死んだ兵士を気の毒に思うプレスコットは、ハザードに報告書を書くよう指示し、クエイント将軍に送ることを考える。

プレスコットから夫の死を知らされたキティは流石に気落ちし、慰めてくれたハザードから今後のことを訊かれ、前を見て自分らしく生きると答える。

ハザードがローラと結婚することを確認したキティは、2週間後の郵便馬車で去ることを伝える。

キティの肩に触れたハザードは、触れないと約束したはずだと言われてその場を去る。

翌朝、起床ラッパの音で砦の外に部隊がいることを知ったプレスコットは、少将の将軍旗を確認してクエイント将軍の部隊だと考える。

クエイントに挨拶するために出向いたプレスコットらは、ホワイト・クラウドが歓迎されていることを知る。

プレスコットからグレイとハザードを紹介されたクエイントは、砦が夜襲われたことがあるか確認する。

一度もないことを知ったクエイントは、夜間に見張りを配置しないことに驚いたと伝えて、砦での尋問を指示する陸軍長官の命令書を読む。

そこにアパッチとシーリーが現れ、彼らが尋問に立ち会うと言うクエイントは、彼らを歓迎する。

メインウェアリングの部隊の捜索の件を訊かれたプレスコットは、野を焼き先住民の馬も連れ帰るように命じたかをクエイントから問われる。

それを否定するプレスコットは、現場の判断で必要なことは行う場合があると伝えて、命令を下したことは改めて否定する。

続いて代理指揮官のグレイに質問したクエイントは、砲撃を口頭でハザードに命じたかを問う。

それを否定したグレイは事情を話そうとするが、クエイントはそれを遮り質問を終える。

次に、クエイントから職業を訊かれたシーリーは、尊敬されている商人であり、アパッチの代理人だと答える。

クエイントから、政府に請求を申し立てたか訊かれたシーリーは、自分とアパッチの酋長ウォー・イーグルの代理人として行ったことを認める。

ハザードに幌馬車などを破壊されたために6000ドル、私有地の原野が燃えた件で1万4000ドルを請求したことを確認するクエイントに、シーリーは広大な土地が燃えたと答える。

枯れ草が少し燃えただけだと言うハザードを黙らせたクエイントは、アパッチの代理として、盗まれた馬に対し1万5000ドルを請求したこともシーリーに問い、その証人を求める。

アパッチの戦士達を指さすシーリーは、彼らのためにと言って公平な判断を求める。

クエイントから、シーリーの幌馬車を破壊したのは事実かと訊かれたハザードは、原野を焼いたことと共にそれを認める。

ハザードは、馬の件の責任も自分にあることを認める。

不当な尋問だと言うプレスコットは、必要な行為であり、こちらの意見も聞いてほしいとクエイントに伝えるものの、副官は尋問を終える。

結論は終わっていないと言うクエイントは、プレスコットらにテントで待つよう指示し、アパッチを見送る。

プレスコットらに、詐欺師のシーリーの件は適切に対処すると言うクエイントは、偽の尋問に付き合わせたが、アパッチは信じたはずだと伝える。

スカウトからの情報で、アパッチメキシコから押し寄せると考えるクエイントは、ホワイト・クラウドが偉大な酋長であることを三人に伝えて、かつては敵だったが彼から多くを学んだと話す。

ホワイト・クラウドとの信頼関係を話すクエイントは、ウォー・イーグルとの戦いの計画を三人に伝える。

そこにローラが現れ、作戦会議中だと言って苛立つクエイントだったが、それを中断して、一旦、砦に戻るようプレスコットらに指示する。

ローラと二人になったクエイントは、ハザードが恋人であることを彼女に確認する。

ハザードの昇進と転任を求められたクエイントは、結婚する日をローラに尋ねる。

明後日なので祝ってほしいと言われたクエイントは、考えておくとローラに伝える。

ローラを砦に送るハザードは、去っていくキティに手紙を書くと伝える。

それを拒むキティは、いい軍人になるようにとハザードに伝えて旅立つ。

翌日、部隊が出撃することになったために、明日の結婚式を控えるローラは苛立つが、ハザードの無事を祈るしかなかった。

アパッチの同行を監視するホワイト・クラウドは、シーリーが、部隊が砦を出たことをウォー・イーグルに知らせる様子を確認する。

ホワイト・クラウドからの報告を受けたクエイントは、ウォー・イーグルが国境を越えたことを確認して前進する。

二手に分かれたアパッチが自分達を挟み撃ちにする考えを知ったクエイントは、敵を確認して出方を探る。

クエイントから移動を命ぜられたハザードは、部隊を率いて川を渡りアパッチを迎え撃ち、加勢が現れたことに気づき、その場を離れる。

右翼からの攻撃を指示したクエイントは総攻撃を開始し、岩山に上ったハザードらが援護する。

アパッチは撤退するが、クエイントはウォー・イーグルを倒すことはできなかった。

プレスコットは戦死し、作戦が失敗したことを悔やむクエイントは、新たな考えをハザードに話す。

ウォー・イーグルとの信頼関係を築けば、あとの者は従うと言うクエイントは、自ら交渉しようとする。

老いた自分には無理だと悟ったクエイントは、ハザードを交渉に向かわせようとする。

シーリーがいた場合の射殺の許可を得ようとしたハザードは、それを認めないクエイントから、ホワイト・クラウドと山に向かい、ウォー・イーグルを捜すよう指示される。

ウォー・イーグルから渡されたトカゲの彫りものを見せれば、自分の使者だと分かるとハザードに話したクエイントは、川に野営して1か月だけ待つことを伝える。

クエイントは、ウォー・イーグルを説得する方法をハザードに伝授する。

ホワイト・クラウドと共に山に向かったハザードは、アパッチに捕らえられて村落に連れて行かれる。

ウォー・イーグルと話したハザードは、クエイントの代理人の証拠であるトカゲを見せる。

クエイントの要求を訊いたウォー・イーグルは、ハザードから降伏しろと言われる。

自分を殺せばクエイントらの襲撃で皆殺しにされるが、降伏すれば今後も生きられるとハザードから言われたウォー・イーグルは、居留地で安全に暮らせることを約束される。

それを信じようとせずに、仲間や女子供まで犠牲にしようとするウォー・イーグルを愚か者呼ばわりするハザードは、自分は子供を愛する父親だと言う彼からもう一度、要求を訊かれる。

降伏することだと言われたウォー・イーグルは納得せず、ハザードは明日、返事を聞きに来ると伝える。

ホワイト・クラウドを残していくようにと言われたハザードは、その場にいたシーリーにからかわれるものの、それを無視して立ち去る。

その夜、岩場で眠っているハザードを射殺しようとしたシーリーは、ホワイト・クラウドに殺される。

翌日、戦いに疲れたウォー・イーグルから降伏すると言われたハザードは、白人の自分達に対する仕打ちを非難されるものの、戦いは終わり時代は変わると伝える。

ハザードを信じると言うウォー・イーグルは、武器を捨てて仲間達と共に移動を始める。

途中、転任したクエイントの後任指揮官に出会ったハザードは、アパッチを野蛮人としか見ない上官を殴り砦に向かう。

砦に戻ったハザードは、クエイントがローラと共にワシントンD.C.に向かったことを知る。

政府からの命令書をグレイから渡されたハザードは、彼に民間の仕事を世話してもらおうとするが、そんなものあれば自分がすると言われる。

ワシントンD.C.陸軍省
クエイントに会ったハザードは、後任が差別的な男で自分も不満だと言われ、政策に抗議するために出向いたことを知る。

上官を殴ったことは処理しておいたと言われたハザードは、クエイントぁら陸軍長官ケント・スミス)を紹介される。

その場にいたキティとローラが見守る前でハザードは、西部の最後の敵を降伏さて平和をもたらした功績により、名誉勲章が授与されることを知らされる。

陸軍長官から名誉勲章を授与されたハザードは、この作戦を成功させたのはアパッチのスカウトであり、フロリダで囚人となっている彼を軍は裏切ったと伝える。

解放を求めるハザードは、陸軍長官から一人を特別扱いできないと言われたために、除隊することを伝えて勲章を返す。

クエイントも除隊を申し出て、話を終わらせようとする陸軍長官に対しまだ終わっていないと伝えて、記者達を外させる。

控室で待つようクエイントに指示されたハザードは、先住民のために間違った行動をしたと言うローラから非難される。

その場を去るキティを追うハザードは、授与式の出席者から勇気ある行動を称えられるものの、彼女の姿はなかった。

授与式のトラブルを大統領に報告しようとした陸軍長官から電話を奪ったクエイントは、友人であるチェスター・A・アーサー大統領と話し、先住民を苦しめるのはやめるようにと伝える。

その後、デリヴァリー砦に到着したクエイントは、指揮官のハザード大尉に、名誉勲章を受け取ることを勧める。

考えは変わらないと伝えたハザードは、アパッチは居留地に向かい、ホワイト・クラウドとウォー・イーグルがこの場にいることをクエイントから知らされる。

現れた二人に驚くハザードは、クエイントから名誉勲章を渡される。

夕食に突然、お邪魔しても夫人には迷惑でないだろうかとハザードに尋ねたクエイントは、軍人の妻なので問題ないと言われる。

隊員達は、名誉勲章を授与されたハザードと妻キティに敬意を表する。


解説 評価 感想
*(簡略ストー リー)
1883年、アリゾナ準州
ウエストポイントを首席で卒業したマシュー・ハザード少尉は、辺境の地であるデリヴァリー砦に赴任する。
指揮官メインウェアリング中尉の妻キティに惹かれたハザードだったが、彼には婚約者のローラがいた。
ハザードに後を任せて任務でメインウェアリングが砦を出た後、里帰りのために出発したキティはアパッチに襲われる。
一人、生き残ったキティを偶然、目撃して助けたハザードは、彼女と一夜を共にして愛を確かめる。
砦に戻ったハザードは、新任のプレスコット少佐夫妻と共に到着していたローラに気づき驚く。
そんなハザードは、襲撃されたメインウェアリングの部隊を捜索するために出撃するのだが・・・。
__________

1960年に発表された、ポール・ホーガンの小説”A Distant Trumpet”を基に製作された作品。

数々の名作を残したラオール・ウォルシュが、その後、引退したために遺作となった作品。

1950年代半ばから青春スタートして一世を風靡したトロイ・ドナヒューと、彼の妻であるスザンヌ・プレシェットが共演したことも話題になった作品。
*二人はわずか9か月で離婚する。

先住民討伐を描く堅苦しい正統派西部劇かと思いきや、恋人のいる新任士官と指揮官の妻との恋や、人間味あふれる描写も随所に挿入され、ラオール・ウォルシュ作品らしいスケール間のあるアクションなども盛り込まれた、見応えある作品に仕上がっている。

辺境の地に咲く花、スザンヌ・プレシェットとそのライバルでもあるダイアン・マクベインの美しさが際立ち、ユーモアも感じさせる二人の”対決”も見どころと言える。

騎兵隊の行軍と共に流れる、マックス・スタイナーの軽快なテーマ曲も印象に残る。

主演のトロイ・ドナヒューは、清潔感のあるエリート士官であり、軍規を重んじる厳しい人物を熱演している。

主人公と愛し合うものの、軍人の妻としての立場と相手の将来を考える思慮深さも兼ね備える女性を好演するスザンヌ・プレシェット、その夫である砦の指揮官ウィリアム・レイノルズ、人間味のある司令官を印象深く演ずるジェームズ・グレゴリー、その姪である主人公の婚約者ダイアン・マクベイン、砦の軍医ジャドソン・プラットアパッチを利用する悪徳商人のクロード・エイキンス、主人公を憎む軍曹のラリー・ウォード陸軍長官ケント・スミス、砦の新任指揮官バートレット・ロビンソン、脱走する二等兵役を演ずる、ミュージシャンとしても知られるボビー・ベアなどが共演している。


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