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エース・ベンチュラ Ace Ventura: Pet Detective (1994)

NFLマイアミ・ドルフィンズ”のマスコットのイルカ盗難事件を捜査するペット専門の探偵の活躍を描く、監督、脚本トム・シャドヤック、脚本、主演ジム・キャリーコートニー・コックスショーン・ヤングダン・マリーノ他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:トム・シャドヤック

製作:ジェームズ・G・ロビンソン
製作総指揮:ゲイリー・バーバー
原案:ジャック・バーンスタイン
脚本
ジャック・バーンスタイン
トム・シャドヤック

ジム・キャリー
撮影:ジュリオ・マカット
編集:ドン・ジマーマン
音楽:アイラ・ニューボーン

出演
ジム・キャリー:エース・ベンチュラ
コートニー・コックス:メリッサ・ロビンソン
ショーン・ヤング:ロイス・アインホーン/レイ・フィンクル
ダン・マリーノ:本人
ノーブル・ウィリンガム:リドル
ウド・キア:ロナルド・ケンプ
デヴィッド・マーグリース:ハンドリー医師
トニー・エヴァンス:ロジャー・ポダクター
トーン・ロック:エミリオ
ジョン・カポダイス:アグアード
ビル・ザッカートフィンクル
アリス・ドラモンド:フィンクル夫人
レイノール・シェイン:ウッドストック

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1994年製作 85分
公開
北米:1994年2月4日
日本:1994年10月
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $72,217,000
世界 $107,217,400


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
マイアミ
スーパーボウルまで2週間と迫り、NFL地元のマイアミ・ドルフィンズのマスコット、ハンドイルカの”スノーフレイク”が何者かに盗まれてしまう。

ドルフィンズの菅理責任者ロジャー・ポダクター(トニー・エヴァンス)と広報のメリッサ・ロビンソン(コートニー・コックス)は、オーナーのリドル(ノーブル・ウィリンガム)に、ビッグ・イベントを前に選手達を刺激させないよう、早急な対応を求められる。

ジョー・ロビー・スタジアム”(現サンライフ・スタジアム)。
ポダクターとメリッサは、秘書からペット専門の探偵エース・ベンチユラ(ジム・キャリー)を紹介され調査を依頼する。

エースは、早速スノーフレイクが入れられていた水槽を調べ、琥珀の欠片を発見する。

その後、警察署に向かったエースは手掛かりを得られず、警部補ロイス・アインホーン(ショーン・ヤング)から、捜査にケチをつけられる。
...全てを見る(結末あり)

その後、ハッカーのウッドストック(レイノール・シェイン)の元に向かったエースは、動物収集家でもあり、ドルフィンズのスタジアム建設用地を寄付した富豪ローランド・ケンプ(ウド・キア)を疑う。

メリッサを伴い、ケンプが開くパーティーに出席したエースは、屋敷内を調べるが当てが外れてしまう。

騒ぎを起こしたエースは引き上げるが、水槽で見つけた琥珀についてメリッサに説明を始める。

それは、1984年にドルフィンズがリーグ優勝した時の、記念リングに付いていたもので、エースはリングの持ち主の中に犯人がいることを確信していた。

エースは、リングを持っている、ヘッド・コーチのドン・シュラや選手達を調べて回るが、疲れ果てただけで全員がシロだった。

そんな時、メリッサの同僚のポダクターが転落死する事件が起き、警察は自殺と判断する。

現場に現れたアインホーンは、独自の推理で他殺だと言い張るエースを、その場から追い出してしまう。

メリッサはエースを見直し、リングを受け取った者のリストを調べようとする。

そしてエースは、1985年のスーパーボウルで、勝敗を決するフィールドゴールを外しクビになった、キッカーのレイ・フィンクルという男の存在を確認する。

その後、二人で協力し合ううちに、エースとメリッサは惹かれ合うようになる。

フィンクルの実家を訪れたエースは、両親(ビル・ザッカート/アリス・ドラモンド)から、彼がQBのダン・マリーノのせいでゴールを外したと思い込み、精神異常となり病院に収容され、その後、脱走したことを知らされる。

フィンクルが、マリーノの命を狙うだろうと考えたエースは、それをメリッサに知らせる。

エースはマリーノの元に急行するが、彼は何者かに誘拐されてしまう。

アインホーンに、フィンクルの件と事件の関連性を伝えたエースは、彼女に迫られてしまう。

患者を装ったエースを連れたメリッサは、フィンクルが入院していた病院に向い、彼女が、ハンドリー医師(デヴィッド・マーグリース)の相手をして気をそらす。

その隙にエースが、フィンクルが残した所持品を調べ、行方不明のヒッチハイカー”ロイス・アインホーン”の記事が掲載された新聞を見つける。

エースは、アインホーンの部下エミリオ(トーン・ロック)から、彼女とポダクターが関係していたことを知らされる。

そしてエースは、考えた末に、アインホーンが女装しているフィンクルだということに気づく。

アインホーンを尾行したエースは、マリーノとスノーフレイクが囚われている場所にたどり着く。

マリーノを助けようとしたエースは、現れたアインホーンに銃を向けられ、誘拐犯にされそうになる。

隙を見てアインホーンに襲い掛かったエースは、駆けつけた警官やメリッサに、彼女が男である証拠を見せる。

エースは、アインホーンのはめていたリングを確認し、事件は無事に解決する。

そして、エースの活躍でマリーノスーパーボウルに出場でき、スノーフレイクのハーフタイム・ショーも始まる。

その時エースは、捕獲依頼を受けていた白いハトを見つけ捕らえようとする。

しかし、それを相手チーム”フィラデルフィア・イーグルス”のマスコット”スウープ”に邪魔されてしまい格闘になる。

その様子が、スタジアムの”ジャンボトロン”に映し出され、エースがマリーノと”スノーフレイク”を救ったというアナウンスが流れて、観客は彼に感謝する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
NFLマイアミ・ドルフィンズ”のマスコットのイルカ”スノーフレイク”が何者かに盗まれてしまう。
ドルフィンズの管理責任者であるポダクターと広報のメリッサは、ペット専門の探偵エース・ベンチュラに捜査を依頼する。
エースは、水槽で琥珀の欠片を見つけて、それが、選手や関係者に渡された記念のリングの一部だと気づく。
犯人が、そのリングを持っていると確信したエースだったが、結局は全員がシロだと分かる。
自分を邪魔者扱いする、警部補のアインホーンに煙たがられながらエースは、かつてスーパーボウルでフィールドゴールを外しクビになった、フィンクルという選手がいたことを突き止める・・・。
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既に10年以上のキャリアがあり、多くの作品に脇役として出演していたジム・キャリーが初主演してヒットした大爆笑コメディ。

ジム・キャリーは、同年(1994年)に公開される「マスク」や「ジム・キャリーはMr.ダマー」で立て続けにヒットを飛ばし、一気に大スター の仲間入りを果たすことになる。

翌年に続編が公開され、本作の約2倍の興行成績を上げた。

北米興行収入は約7200万ドル、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。

ナッティ・プロフェッサー」(1996)などのコメディを得意として「ライアーライアー」(1997)や「ブルース・オールマイティ」(2003)でもジム・キャリーと組むことになるトム・シャドヤックが監督を務めた。

まるでCGのような、ジム・キャリーの変幻自在の”顔面芸”は見ものだ。
外観や仕草が正常な人間とかけ離れている主人公だが、ドジなように見えて、探偵としては結構やり手だったりするところが、また大いに笑わせてくれる。

男っぽい話し方が気になってい、ショーン・ヤングが意外な役柄で熱演し、エース(J・キャリー)と恋仲になるコートニー・コックスも好演している。

マイアミ・ドルフィンズの現役QBであるダン・マリーノやヘッド・コーチのドン・シュラ他、選手の面々の特別出演もファンには嬉しいばかりだ。

その他、怪奇役者としてスタートした、ドイツ出身のウド・キアなども出演している。

マイアミ・ドルフィンズのオーナー役のノーブル・ウィリンガム、精神科医デヴィッド・マーグリース、チーム管理責任者トニー・エヴァンス、警官トーン・ロックジョン・カポダイス、フィンクル(S・ヤング)の両親役のビル・ザッカートアリス・ドラモンド、ハッカーのレイノール・シェイン等が共演している。


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