ブロードウェイのショーを成功させようとする演出家の奮闘と舞台裏を描く、製作ダリル・F・ザナック、監督ロイド・ベーコン、振付バスビー・バークレー、主演ワーナー・バクスター、ビーブ・ダニエルズ、ジョージ・ブレント、ルビー・キラー、ガイ・キビー、ウナ・マーケル、ジンジャー・ロジャース、ディック・パウエル他共演のミュージカル。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロイド・ベーコン
振付:バスビー・バークレー
製作:ダリル・F・ザナック
原作:ブラッドフォード・ロペス”42nd Street”
脚本
ライアン・ジェームズ
ジェームズ・シーモア
撮影:ソル・ポリト
編集
トーマス・プラット
フランク・ウェア
音楽
ハリー・ウォーレン(作曲)
アル・デュビン(作詞)
出演
ジュリアン・マーシ:ワーナー・バクスター
ドロシー・ブルック:ビーブ・ダニエルズ
パット・デニング:ジョージ・ブレント
ペギー・ソーヤー:ルビー・キラー
アブナー・ディロン:ガイ・キビー
ロレイン・フレミング:ウナ・マーケル
アン・ローウェル:ジンジャー・ロジャース
トーマス・バリー:ネッド・スパークス
ビリー・ローラー:ディック・パウエル
マック・エルロイ:アレン・ジェンキンス
テリー:エドワード・J・ニュージェント
ジョーンズ:ロバート・マクウェイド
アンディ・リー:ジョージ・E・ストーン
コーラスガール:トビー・ウィング
ジェリー:ハリー・アクスト
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1933年製作 89分
公開
北米:1933年3月11日
日本:1933年6月22日
製作費 $439,000
北米興行収入 $1,438,000
世界 $2,281,000
■ アカデミー賞 ■
第6回アカデミー賞
・ノミネート
作品・録音賞
■ ストーリー ■
1932年、ブロードウェイ。
プロデューサーのジョーンズ(ロバート・マクウェイド)とトーマス・バリー(ネッド・スパークス)は、ドロシー・ブルック(ビーブ・ダニエルズ)主演のミュージカル”プリティ・レディ”を上演していた。
ドロシーは資金援助をする富豪アブナー・ディロン(ガイ・キビー)と関係していたが、ボードビリアンで失業中のパット・デニング(ジョージ・ブレント)と密かに付き合っていた。
ジュリアン・マーシ(ワーナー・バクスター)は、舞台監督として雇われるものの、このまま過酷な仕事を続けると命にかかわるという医師の警告を受ける。
1929年の株価暴落で一文無しとなったマーシは、引退前の最後のショーをヒットさせなければならなかった。
そして、厳しいマーシの下で、キャスト選びと準備が始められる。
ペンシルベニア州のアレンタウンから来たダンサー志望のペギー・ソーヤー(ルビー・キラー)は、俳優のビリー・ローラー(ディック・パウエル)と知り合い、経験豊富なロレイン・フレミング(ウナ・マーケル)とアン・ローウェル(ジンジャー・ロジャース)らと共にコーラスガールに選ばれるのだが・・・。
1932年に発表された、ブラッドフォード・ロペスの小説”42nd Street”を基に製作された作品。
ブロードウェイのショーを成功させようとする演出家の奮闘と舞台裏を描くミュージカル。
リアルタイムで深刻化する大恐慌下のブロードウェイを舞台に、全くその影響を受けていない富豪や、すべてを失った演出家、夢を追い求めるコーラスガールたちの人間模様が描かれる、ロイド・ベーコンの軽快な演出が見どころの作品。
第6回アカデミー賞では、作品、録音賞にノミネートされた。
1998年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。
注目は、バスビー・バークレーの府振付によるミュージカルシーンであり、そのスケール感などが大いに話題になった。
特に終盤の3曲、”Shuffle Off to Buffalo“、”(I’m)Young and Healthy”、”42nd Street“は圧巻だ。
本作はマーヴィン・ルロイが監督するはずだったものの、彼が病気になったためにロイド・ベーコンに代わった。
大恐慌ですべてを失い、最後と考えるショーに懸ける舞台監督を熱演するワーナー・バクスター、ショーの主演女優ビーブ・ダニエルズ、彼女と密かに付き合うボードビリアンのジョージ・ブレント、彼女に夢中になる資金提供者である富豪のガイ・キビー、ショービジネスでの成功を夢見るダンサーで、カメオ出演以外では本作がデビューとなるルビー・キラー、コーラスガールを愉快に演ずるウナ・マーケルとジンジャー・ロジャース、プロデューサーのネッド・スパークスとロバート・マクウェイド、若手俳優のディック・パウエル、ステージマネージャーのアレン・ジェンキンス、コーラスボーイのエドワード・J・ニュージェント、他、ジョージ・E・ストーン、トビー・ウィング、ハリー・アクストなどが共演している。