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22ジャンプストリート 22 Jump Street (2014)

ジョニー・デップ主演のテレビ・ドラマ”21ジャンプストリート”(1987-1991)の映画化「21ジャンプストリート」(2012)の続編。
新種の麻薬の販売ルートを探るため大学生として潜入捜査を行う2人の警官の活躍を描く、製作総指揮、監督フィル・ロードクリストファー・ミラー、製作、主演ジョナ・ヒルチャニング・テイタムピーター・ストーメアアイス・キューブ他共演のアクション・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督

フィル・ロード
クリストファー・ミラー
製作
ニール・H・モリッツ
ジョナ・ヒル
チャニング・テイタム
製作総指揮
ブライアン・ベル
タニア・ランドー
フィル・ロード
クリストファー・ミラー
リード・カロリン
スティーヴン・J・キャネル
原作
パトリック・ハスバーグ
スティーヴン・J・キャネル
21ジャンプストリート”(TVシリーズ)
原案
マイケル・バコール
ジョナ・ヒル
脚本
マイケル・バコール
オーレン・ウジエル
ロドニー・ロスマン
撮影:バリー・ピーターソン
編集:デヴィッド・レニー
音楽:マーク・マザースボー

出演
モートン・シュミット:ジョナ・ヒル
グレッグ・ジェンコ:チャニング・テイタム
ゴースト:ピーター・ストーメア
ディクソン警部:アイス・キューブ
ズーク:ワイアット・ラッセル
ルースター:ジミー・タロー
マヤ・ディクソン:アンバー・スティーヴンス・ウェスト
メルセデス:ジリアン・ベル
ハーディ副署長:ニック・オファーマン
アニー・シュミット:キャロライン・アーロン
キース・ヤン:キース・ルーカス
ケニー・ヤン:ケネス・ルーカス
スペンサー:クレイグ・ロバーツ
マーフィ医師:マーク・エヴァン・ジャクソン
ディクソン夫人:クイーン・ラティファ
教授:パットン・オズワルド
ウォルターズ:ロブ・リグル
エリック:デイヴ・フランコ
料理学校の悪党:ビル・ヘイダー
アンナ:アンナ・ファリス
モートン・シュミットの替え玉:セス・ローゲン
デヴィッド・シュミット:ジョー・クレスト
スカーフェース:エディ・J・フェルナンデス
ザック:ダックス・フレイム
デニス・ブーカー:リチャード・グリエコ

アメリカ 映画
配給
MGM
コロンビア・ピクチャーズ
2014年製作 112分
公開
北米:2014年6月13日
日本:未公開
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $188,441,610
世界 $331,333,880


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
潜入捜査を命ぜられたモートン・シュミット(ジョナ・ヒル)とグレッグ・ジェンコ(チャニング・テイタム)は、麻薬密売人ゴースト(ピーター・ストーメア)の取引現場に向うものの、警察官であることがバレてしまい逃げられる。

21ジャンプストリート署。
副署長のハーディ(ニック・オファーマン)に呼ばれたシュミットとジェンコは、道向かいの教会の廃墟である”22ジャンプストリート班”に向かうよう指示される。

上司ディクソン警部(アイス・キューブ)に迎えられたシュミットとジェンコは、今回は高校ではなく州立大生になるよう指示される。

新種の麻薬”ワイファイ”を作っている者がいると言うディクソンは、それを使った女子学生シンシアが屋上から飛び降りた事件のことをシュミットとジェンコに話す。

構内でワイファイを売る者を見つけて、元締めを捜すよう指示されたシュミットとジェンコは、キャンパスに向かう。
...全てを見る(結末あり)

早速、寮の部屋を確認したシュミットとジェンコは、愉快な双子の兄弟キース・ヤン(キース・ルーカス)とケニー(ケネス・ルーカス)と知り合いになる。

シンシアの履修科目の講義を手分けして受けたシュミットとジェンコは、手掛かりを掴めない。

専門家の意見を聞こうとした二人は、前回の高校潜入時の元締めだった服役中のウォルターズ(ロブ・リグル)と面会する。

売人の写真を見せた二人は、腕にタトゥーをしていることを指摘され、その線で捜すようにと助言される。

フットボールの選手に彫ったとタトゥー・ショップで情報を得たジェンコは、歴史学の講義で一緒だったルースター(ジミー・タロー)だと考える。

二人はフットボール部の練習に参加し、ジェンコは、クォーターバックのズーク(ワイアット・ラッセル)と意気投合して、ルースターを牽制する。

ズークからパーティーに誘われたジェンコは、シュミットと共にその場に向かう。

ジェンコはズークに歓迎され、ルースターと話したシュミットはタトゥーを確認しようとするものの拒まれる。

その場を去ったシュミットは、詩の読書会で知り合っていた美術専攻のマヤ(アンバー・スティーヴンス・ウェスト)と出くわして、美術棟に向かう。

ジェンコとズークはパーティーを楽しみ、マヤの仲間達と過ごしたシュミットは、その後、彼女の部屋に誘われる。

ズークとフットーボール場で話していたジェンコは、その場でシャツを脱いだルースターの腕のタトゥーを見せられる。

それが売人のタトゥーではないことを確認したジェンコは、チームに入ることを約束する。

喜ぶズークの腕に写真のタトゥーが彫られていたため、ジェンコはショックを受ける。

翌朝、マヤと一夜を過ごしたシュミットは、シンシアの元ルームメイトだったメルセデス(ジリアン・ベル)から嫌みを言われる。

署に向いディクソンに経過を報告したシュミットとジェンコは、大学に戻り今後の捜査のことを話し合う。

ズークを疑うことができないジェンコは、例のタトゥーをしてても売人とは限らないとシュミットに伝える。

タトゥーがズークの腕にあったことを知ったシュミットは、友人でも調べる必要があるとジェンコに伝える。

シュミットとジェンコは、そこに現れたヤン兄弟から、食べていたお菓子がワイファイ入りだと言われる。

ズークらのゼータ・クラブに忍び込んだシュミットとジェンコは、天井裏に監視装置を取り付けて中の様子を探る。

気づかれて寮に戻ろうとしたシュミットとジェンコは、ズークとルースターに襲われて連れ去られ、車のトランクの中でワイファイのせいでトリップしてしまう。

車から出されてズークとルースターに銃を向けられたシュミットとジェンコだったが、それは、二人をゼータ・クラブに歓迎する入会式だった。

儀式に耐えられずに逃げ出そうとしたシュミットを追ったジェンコは、暫く別行動をとった方がいいと提案して別れる。

その後、ジェンコはフットボール部で活躍し、彼と相性抜群のズークとのコンビを見たシュミットは嫉妬する。

キャンパスに現れた母アニー(キャロライン・アーロン)と父デヴィッドをマヤに紹介したシュミットは、彼女から父親がディクソンだと言われたために焦る。

マヤからシュミットが恋人だと言われたディクソンは驚きながら、妻(クイーン・ラティファ)と共に同じ席に着いて食事をする。

シュミットとマヤの出会いなどを聞いたディクソンは苛立ち、騒ぎを起こす。

ズークのバッグの中のワイファイを確認したジェンコは、彼のことを心配する。

寮に戻りディクソンの態度を批判するマヤは、シュミットと話をして気を紛らす。

ジェンコと待ち合わせたシュミットは、シンシアのカウンセラーだったマーフィ医師(マーク・エヴァン・ジャクソン)のオフィスを調べる。

そこにマーフィが現れ、シュミットとジェンコは、自分達の関係についてのカウンセリングを受けてしまう。

あることに気づいたシュミットはマーフィに席を外してもらい、ディクソンから資料を渡された際に男が売人だと言われたが、シンシアが売人であった可能性をジェンコに話す。

ディクソンにそれを確かめようとした二人だったが、マヤがディクソンの娘だと知ったジェンコは驚き、署内で騒ぎ始める。

シンシアが売人だと言うシュミットとジェンコに、これ以上の予算がないことを伝えたディクソンは、現状のままで元締めを捜せと命ずる。

キャンパスに戻りシンシアの部屋を調べたシュミットとジェンコは、図書館の本にドラッグが隠されていたことに気づく。

売人がそれを借りると考えた二人だったが、ジェンコは試合が始まるというズークからの連絡を受ける。

一人で図書館に向かったシュミットは、その場にゴーストがいることを確認して、それをメールでジェンコに知らせる。

トイレに行くと言って図書館に向かったジェンコだったが、ゴーストに見つかってしまい、シュミットと共にその場から逃げる。

二人はフィールド・カートでゴーストの追跡をかわし、ジェンコは、気の合うズークとルームメイトになり、大学に残ることをシュミットに話す。

二人はフットボール場に向い騒ぎを起こし、警察に警官だと伝えながら連行されるシュミットは、後は好きなようにやれと言ってジェンコの元を去る。

騙されていたマヤはシュミットを見限り、彼は両親と共に大学を去る。

ズークとルームメイトになったジェンコは、二人でトレーニングに励む。

その後、逮捕されたマーフィのオフィスからワイファイの残留物が見つかり、シンシアと関係していたことが分かり事件は解決する。

降格されたシュミットは、その後も事件のことを調べ、出くわしたジェンコに真犯人がいる可能性を話す。

ゴーストが大学の授業料を払っていたことから、彼が元締めの父親であることを指摘したシュミットは、再びワイファイの噂を聞くと言うジェンコと、それを探るために、春休みに学生達が向かうメキシコに行くことになる。

メキシコプエルト・ヴァラルタ
メルセデスを目撃したシュミットとジェンコは、ゴーストの娘だった彼女やヤン兄弟が売人だったことを知る。

その場に押し入ったシュミットとジェンコは、メルセデスやゴーストの部下に銃を向けられるものの、追跡装置で応援が来ると言って余裕を見せる。

それを信じないゴーストらだったが、そこにディクソンと部下が現れて銃撃戦になる。

その場にマヤがいたために驚いたディクソンは、メルセデスに脚を撃たれて人質になる。

それをマヤから知らされたシュミットとジェンコは、二人を追おうとする。

ジェンコは走ってゴーストを、シュミットは路上の”ランボルギーニ”を奪いメルセデスを追う。

ホテルでメルセデスと格闘になったシュミットは、彼女に逃げられて銃を向けられるものの、ディクソンが加勢する。

シュミットを人質に取ったメルセデスだったが、現れたマヤに殴られて手錠をかけられる。

ゴーストが屋上に行くとディクソンから言われたシュミットは、その場に向かう。

ジェンコと出くわしたシュミットは、ゴーストがヘリコプターで逃げようとするのを阻止しようとする。

シュミットが盾になろうとして失敗し、ジェンコは腕を撃たれてしまう。

それでもジェンコは、シュミットに援護させてヘリに飛び移りしがみつく。

振り落されそうなジェンコを救うために、シュミットもヘリに飛び移る。

落ちそうになったジェンコの腕をつかんだシュミットは、パンツの中の手榴弾を使うよう指示する。

シュミットと共に海に落下しながら、ジェンコはヘリに向かって手榴弾を投げる。

ヘリは爆発して墜落し、シュミットとジェンコはビーチにたどり着き、ズークら学生の歓声を受けながら友情を確かめ合う。

事件を解決させたことで、一応、シュミットとジェンコを評価したディクソンは、新しい任務で、二人に医科大学に行くことを命ずる。

ディクソンは、その後もシュミットとジェンコに様々な任務を命ずる。


解説 評価 感想

参考:
・「21ジャンプストリート」(2012)
・「22ジャンプストリート」(2014)

*(簡略ストー リー)
”22ジャンプストリート班”に赴任させられたモートン・シュミットとグレッグ・ジェンコは、上司のディクソン警部から、新種の麻薬”ワイファイ”による女子大生死亡事件を知らされる。
シュミットとジェンコは、大学生に扮して、売人と元締めを捜すようディクソンに命ぜられる。
売人があるタトゥーをしていることに気づいたシュミットとジェンコは、それを手がかりにして捜査を続ける。
フットボール部に入部したジェンコは、親しくなったクォーターバックのズークが、そのタトゥーをしていたことを知るものの、彼を疑うことができない。
一方、美術専攻のマヤと惹かれ合うようになったシュミットは、彼女がディクソンの娘とも知らずに交際を続ける・・・。
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人気テレビ・シリーズ”21ジャンプストリート”(1987~)の映画化である、大ヒットした「21ジャンプストリート」(2012)の続編ということで話題になった作品。

スタッフ、キャスト共に前作とほぼ同じで製作された作品は、高校から大学を舞台に移し、主人公の二人がキャンパス内で巻き起こす騒動を派手に描いている。

主人公の二人が、大学生に見えないと言われてからかわれるシーンが何度か登場するが、周囲もまともな学生がほとんど登場しないところが、また可笑しい。

頭脳と体力勝負がそれぞれの長所である二人組なのだが、その間抜け度は同じようなもので、様々なキャラクターとの絡み合いのバランスがいい、フィル・ロードクリストファー・ミラーのシャープな演出も冴える、痛快作に仕上がっている。

北米興行収入は約1億8800万ドル、全世界では3億3100万ドルという、前作を遥かに凌ぐ大ヒットとなった。
21ジャンプストリート」(2012)
北米興行収入 $138,447,667
世界 $201,585,328

序盤で3作目が製作されそうな描写があり、エンディングでは、それどころではない、様々なバリエーションで何作もの続編、スピンオフ作品が公開される可能性がド派手に紹介される。

上司(アイス・キューブ)の娘(アンバー・スティーヴンス・ウェスト)と恋人同士になってしまい、親友ができた相棒との友情も壊れかけるジョナ・ヒル、息が合うパートナー(ワイアット・ラッセル)を見つかり、相棒との関係が悪化するチャニング・テイタム、パワーアップした二人の活躍は見ものだ。

麻薬の密売人ピーター・ストーメア、その娘で大学の麻薬ルートを組織していたジリアン・ベル、フットボール部の学生ジミー・タロー、副署長ニック・オファーマン、シュミット(ジョナ・ヒル)の母親キャロライン・アーロン、学生である双子の兄弟キース・ルーカスとケネス・ルーカス、美術学生クレイグ・ロバーツ、カウンセラーのマーク・エヴァン・ジャクソン、ディクソン(アイス・キューブ)の妻クイーン・ラティファ、歴史学の教授パットン・オズワルド、前作でも登場した教師で服役中のロブ・リグル、同じ監房の囚人デイヴ・フランコ他、エンディングで登場するキャラクター、料理学校の悪党ビル・ヘイダー、フライト・アカデミーの教官アンナ・ファリス、シュミットの替え玉セス・ローゲン、テレビ・シリーズ”21ジャンプストリート”のスピンオフ作品”Booker”のの主人公リチャード・グリエコなどがカメオ出演している。


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