フランス人映画監督ゲラ・バブルアニ自身による作品”13 Tzameti”のハリウッド版リメイク。 生活苦の青年が大金を稼ぐ過酷なゲームに参加し命懸けの勝負に挑む姿を描く、主演サム・ライリー、ジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク、レイ・ウィンストン、マイケル・シャノン、50セント、ベン・ギャザラ他共演、監督、原作、脚本、編集ゲラ・バブルアニによる戦慄のサスペンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ゲラ・バブルアニ
製作
リック・シュワルツ
ヴァレリオ・モラビート
製作総指揮
ロン・ハーテンバウム
ダグラス・クバー
マイルズ・ネステル
アンソニー・コーリー
原作:ゲラ・バブルアニ
脚本
ゲラ・バブルアニ
グレッグ・プルス
撮影:マイケル・マクドノー
編集
ゲラ・バブルアニ
デヴィッド・グレイ
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演
ヴィンセント”ヴィンス”フェロー:サム・ライリー
ジャスパー・バッジェス:ジェイソン・ステイサム
パトリック・ジェファーソン:ミッキー・ローク
ロナルド・リン・バッジェス:レイ・ウィンストン
ヘンリー:マイケル・シャノン
ジミー:カーティス“50セント”ジャクソン
シュレンドルフ:ベン・ギャザラ
アイリーン・ハリソン:エマニュエル・シュリーキー
ラリー・ミューレン警部:デヴィッド・ザヤス
ジョー・ガーバー:ロナルド・ガットマン
ジャック:アレクサンダー・スカルスガルド
クララ・フェロー:ギャビー・ホフマン
ジョーイ・ブラーロ:フォレスト・グリフィン
ハンドラー:ドン・フライ
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ヴァンテージ
2011年製作 97分
公開
北米:2011年10月28日
日本:2011年6月18日
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
3日前。
オハイオ州、タルボット。
入院中の父親の多額の医療費を抱えながら、電気工をして家族を養っていた青年ヴィンセント”ヴィンス”フェロー(サム・ライリー)は、仕事先の家の主人が大金を稼ぐという話を聞く。
デラウェア州、センターデイル病院。
ジャスパー・バッジェス(ジェイソン・ステイサム)は、重病の兄ロナルド(レイ・ウィンストン)を退院させる。
メキシコ、シウダー・フアレス。
刑務所の囚人のパトリック・ジェファーソン(ミッキー・ローク)は、強引に木箱に入れられ連れ去られる。
ヴィンスは、再び仕事先で大金を稼ぐ話を聞くが、その後、主人は麻薬の過剰摂取で死亡する。 警察が現われ、質問を受けたヴィンスは、主人が受け取った郵便物を盗み、内容の指示に従い、現金や携帯電話、そして鍵を手に入れる。 ラリー・ミューレン警部(デヴィッド・ザヤス)は、死んだ男の妻アイリーン・ハリソン(エマニュエル・シュリーキー)から話を聞き、ヴィンスが現場にいたことを知る。 ヴィンスは、指示書に従ってニューヨークに向かい、携帯電話に連絡を受けてグランド・セントラル駅で鍵を使い、乗車券と”13”という札を受け取りある場所に向かい、ミューレンは彼を尾行させる。 目的地の一駅前で電車を降りたヴィンスは、タクシーで指示された場所に向かい、”13”の札を持った男ジャック(アレクサンダー・スカルスガルド)の車である小屋に案内され、身体検査後に、大邸宅に連れて行かれる。 ミューレンは、ヴィンスが電車を降りて、タクシーである場所に向かったところで彼を見失ってしまう。 ヴィンスが、呼び出した男と違うことを知ったジョー・ガーバー(ロナルド・ガットマン)は、彼が死んだ男の代わりに来たことを知る。 ガーバーは、一旦はヴィンスを疑うものの、彼を”ゲーム”に参加させることにする。 その場に現われ、大金を賭けたジャスパーは、ゲームに参加する兄ロナルドを見守り、ヴィンスやその場に連れて来られたパトリックらは、一発の弾丸を受け取る。 賭けに参加する大物シュレンドルフ(ベン・ギャザラ)らも、会場の席に着く。 ゲームの進行役ヘンリー(マイケル・シャノン)は、渡された拳銃に弾丸を込めるようプレイヤーに指示する。 動揺するヴィンスは、ジャックに弾丸を込めてもらい、番号で識別されたプレイヤーは、輪になって前者の頭部に拳銃を向けて合図を待つ。 電球が光った瞬間に、プレイヤーは引き金を引き、何人かは倒れるが、ヴィンスは銃を撃つことができなかった。 それを強要されたヴィンスは引き金を引き、弾丸が発射されることなくその場を離れ、ガーバーにその行動を責められる。 生き残ったパトリックは、自分を見張るジミー(カーティス“50セント”ジャクソン)を買収して、その場から逃亡することを考える。 ジャスパーは、生き残った兄ロナルドに賭けるよう、賭けの参加者を誘う。 第2ラウンドが始まり、プレイヤーは二発の弾丸を渡されて相手を狙い引き金を引き、ヴィンス、パトリック、ロナルドは生き残る。 第3ラウンド。 そして、プレイヤーは引き金を引き、ヴィンス、パトリック、ロナルドは、ここでも生き残る。 最終ラウンドは、選ばれた二人が決闘することになり、それを免れたパトリックは、隠した金の在り処を書いた紙を奪おうとしたジミーに殺されそうになる。 それを逃れたパトリックは解放されることになり、ヴィンスとロナルドが決闘に備える。 ロナルドは、大金を手に入れるはずのジャスパーに、病院には戻らないことを伝え決闘に挑む。 最終ラウンド。 弾丸は一発追加され、互いに向き合った二人は引き金を引き、ヴィンスが生き残る。 ゲームは終了し、ジャスパーは、兄ロナルドと金を失い激怒してその場を立ち去り、ヴィンスに賭けていたシュレンドルフは彼に感謝して労を労う。 ヴィンスは、報酬の185万ドルを受け取り、ロナルドが、過去三回の優勝者だったことを知らされる。 車で送るとガーバーに言われたヴィンスだったが、彼は姿を消して駅に向かう。 前日にヴィンスを乗せたタクシー・ドライバーが、彼を駅で目撃して警察に通報する。 それに気づいたヴィンスは、現金をゴミ箱に隠し、その後、警察に連行されミューレンの元に連れて行かれる。 作り話で、ミューレンの尋問を逃れたヴィンスは解放されるが、駅のゴミ箱の現金は消えていた。 ゴミ袋の山から、現金の入ったバッグを見つけたヴィンスは、それを小包で自宅に送り、母親に連絡を入れて、それを受け取るように伝える。 翌日、駅でヴィンスを見かけたジャスパーは、電車内で彼に声をかけて銃撃し、カバンを奪ってその場を去る。 ヴィンスは、小包の郵送の控えを飲み込んで息絶える。 ジャスパーは電車を降り、その場から走り去る。
...全てを見る(結末あり)
ロナルドはヴィンスの後ろにつき彼を挑発し、プレイヤーは3発の弾丸を渡されて銃に装填する。
三発の弾丸を入れた、銃の引き金を引いたヴィンスとロナルドだったが、弾は発射されなかった。
*(簡略ストー リー)
父親の多額の入院費を抱え、生活に苦しみながら電気工として働いていたヴィンス・フェローは、仕事場で大金を稼げる情報を入手する。
ヴィンスは、その家の主人が急死したことから、彼に成り代わり手に入れた指示書に従ってニューヨークに向かう。
重病の兄ロナルドを退院させたジャスパー、刑務所から拉致された囚人パトリックらも、ヴィンスと同じある屋敷に向かう。
そこでは、”ロシアン・ルーレット”の大金を賭けたゲームが行われ、ヴィンスらはそのプレイヤーとして選ばれたのだった。
死んだ男の代わりだということで、ヴィンスは参加が認められ、そしてゲームは始まる。
精神的極限状態の中、ヴィンス、ロナルド、パトリックは生き残り、ラウンドを重ねていくのだが・・・。
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人の命を賭けるという、究極のゲームに参加する者達の人生なども興味深く描かれ、そのプレイヤー達の極限状態が、緊迫感と共に生々しく表現されている。
大金を手に入れるものの、今後もまともな精神状態で生きていけるのか、不安を抱えながら命を落とす、主人公の、家族を思う切実な描写も衝撃的だ。
魅力的なキャストも注目で、偶然耳にした情報により、極限の恐怖を味わう青年サム・ライリー、金のために兄(レイ・ウィンストン)をゲームに参加させる謎の男をクールに演ずるジェイソン・ステイサム、強引にゲームに参加させられる囚人ミッキー・ローク、その監視役のカーティス“50セント”ジャクソン、ゲームの進行役マイケル・シャノン、賭けの参加者で大ベテランのベン・ギャザラ、同じくロナルド・ガットマン、その部下アレクサンダー・スカルスガルド、賭け組織の捜査を続ける警部デヴィッド・ザヤス、主人公が身代わりになる男の妻エマニュエル・シュリーキー、主人公の姉ギャビー・ホフマン、格闘家であるフォレスト・グリフィン、ドン・フライなども共演している。