1956年に発表された、ドディ・スミスの小説”The Hundred and One Dalmatians”を基に製作された、1961年公開のディズニー製作アニメ「101匹わんちゃん」の実写版映画。 毛皮収集家に愛犬のダルメシアンを奪われた売れないゲーム・デザイナーと才能豊なファッション・デザイナーの愛犬を取り戻すための奮闘を描く、監督スティーヴン・ヘレク、主演グレン・クローズ、ジェフ・ダニエルズ、ジョエリー・リチャードソン他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴン・ヘレク
製作
ジョン・ヒューズ
リカルド・メストレス
原作:ドディ・スミス
脚本:ジョン・ヒューズ
撮影:エイドリアン・ビドル
編集:トルーディ・シップ
動物トレーナー:ゲーリー・ゲロー
音楽:マイケル・ケイメン
出演
クルエラ・デ・ビル:グレン・クローズ
ロジャー・ディアリー:ジェフ・ダニエルズ
アニタ・キャンベル=グリーン・ディアリー:ジョエリー・リチャードソン
ナニー:ジョーン・プロウライト
ジャスパー:ヒュー・ローリー
ホーレス:マーク・ウィリアムズ
スキナー:ジョン・シュラプネル
アロンゾ:ティム・マッキナリー
アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
1996年製作 103分
公開
北米:1996年11月27日
日本:1997年3月8日
北米興行収入 $136,182,160
世界 $320,689,290
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロンドン。
売れないゲーム・デザイナーのロジャー・ディアリー(ジェフ・ダニエルズ)と、才能豊なファッション・デザイナー、アニタキャンベル=グリーン(ジョエリー・リチャードソン)は、ある日、公園で、お互いの飼い犬のダルメシアン、ポンゴとパーディが恋に落ちたことを知る。
それをきっかけに、ロジャーとアニタも意気投合し、愛し合うようになり結婚することになる。
そして、2人と2匹、メードのナニー(ジョーン・プロウライト)も加わった生活が始まる。
アニタの所属するデ・ビル社のクルエラ・デ・ビル(グレン・クローズ)は、強欲な毛皮収集家だった。 クルエラは、アニタのダルメシアンの毛皮のコートのデザインが気に入り、ポンゴとパーディ、そして生まれてくる彼らの子犬達を狙う。 そして子犬が15匹も生まれ、早速クルエラは子犬を買い取りにくるが、ロジャーとアニタはそれを断る。 それがクルエラの怒りを買い、アニタはクビになってしまう。 それを諦めきれないクルエラは、部下のジャスパー(ヒュー・ローリー)とホーレス(マーク・ウィリアムズ)を使い、ロジャー達の留守中に子犬達をさらってしまう。 失意のロジャーとアニタだったが、ポンゴがロンドン中の動物に連絡をとる。 動物達から報告を受けたポンゴとパーディは、家を飛び出して子犬達の元に向かう。 警察なども嗅ぎ回り始めたことを知ったクルエラは、毛皮職人スキナー(ジョン・シュラプネル)に、即刻、子犬を殺す命令を出す。 アニタも、クルエラが自分のデザインのコートを、子犬を殺して作ろうとしていることに気づく。 その頃、子犬達は動物達の協力で、ジャスパーとホーレスの元から逃れ、それを知ったクルエラは、子犬達の足跡をたどり追跡する。 ポンゴとパーディは、匿われていた子犬達を見つけだし、そこに現れたクルエラは動物達の罠にはめられ、駆けつけた警察に逮捕される。 子犬達はロジャーとアニタの元に戻るが、15匹の子犬の他に84匹もの子犬が捕らえられているのが見つかり、ロジャーとアニタは全ての子犬を引き取ることにする。 ロジャーは、クルエラの悪事をヒントに大ヒットゲームを作りだし、子供も生まれ、犬達にかこまれながら大邸宅に住むことになる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ロンドン。
売れないゲーム・デザイナーのロジャーと、才能豊なファッション・デザイナー、アニタは、公園を散歩中に、お互いの飼い犬であるダルメシアンが恋に落ちたことを知る。
それをきっかけに、ロジャーとアニタも愛し合うようになり結婚する。
アニタの所属するデ・ヴィル社のクルエラ・デ・ビルは、強欲な毛皮収集家だった。
クルエラは、アニタのダルメシアンの毛皮のコートのデザインが気に入り、彼女らの飼い犬、そして生まれてくる子犬達を狙う。
やがて、子犬が15匹も生まれ、それを知ったクルエラは、子犬を買い取ろうとするが、ロジャーとアニタはそれを断る。
憤慨したクルエラは、アニタをクビにして、ロジャー達の留守中に子犬達をさらってしまうのだが・・・。
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「ホーム・アローン」(1990)シリーズなどのジョン・ヒューズが製作、脚本を担当しているので、どことなくその雰囲気に似ている作品でもある。
動物トレーナーのゲーリー・ゲローによる、101匹の子犬の他、動物達の見事な演技が見もので、その仕草や行動が実に可愛らしい。
興行収入は、北米で約1億3600万ドル、全世界では約3億2000万ドルの大ヒットを記録し、続編の「102」(2000)も公開された。
その可愛らしい子犬達とは対照的な、悪魔か魔女のような、その名もクルエラ”デ・ビル”演ずるグレン・クローズの怪演が見所のひとつで、彼女の上手を行く動物達との対決が楽しい。
ジェフ・ダニエルズの飄々とした気のいいアメリカ人ゲームデザイナーと、地道に働くデザイナーのジョエリー・リチャードソンの素朴なカップルが、目立ち過ぎず、犬達の活躍を一層引き立たせている。
*ジョエリー・リチャードソンのファミリー。
父:トニー・リチャードソン
母:ヴァネッサ・レッドグレイヴ
姉:ナターシャ・リチャードソン(45歳没)
その二人と犬達を温かく見守るメードのジョーン・プロウライト、クルエラのドジな手下のヒュー・ローリーとマーク・ウィリアムズ、そして残忍な毛皮職人ジョン・シュラプネルなどが共演している。